備前まつり花火大会〜岡山県備前市





以前は8月第一土曜日に開催されていたお祭りだったが、
数年前に5月に引越し。
8月に比べて暑くも無く、季節外れの花火大会で混雑も無く非常に好印象なお祭りだったが、
何故か再び夏に、しかも7月三連休中日の日曜日に開催されることになった。
全国的にも夏花火の中では早い開催であり、他の大会と重ならないのでありがたいが、
個人的には梅雨前の気候の良い5月開催の方が良かったかな。

何はともあれ過去何度か訪れている備前の花火だが、
今まで仕事終わりに飛ばして来ていたので、
今回みたいにのんびり訪れて祭りが見れるのは初めてで楽しみにしていた。
梅雨明けを感じさせる真っ青な空の下はかんかん照りで熱く焼き付けられた世界が広がっており外に出るのを躊躇ってしまうほどであった。
そんな中、15時に家を出て高速を飛ばして1時間かけて現地に到着。
会場は相変わらずのんびりした状態で駐車場も余裕で止めることが出来た。
今まで行われたステージイベントやブースは無くなり、その広場が駐車場になっていたのが残念だった。
これだと帰りは相当混雑しそうな予感。

過去に何度も撮影しているので現地調査はせず、去年同様の場所を確保。
イベントといえば盆踊りと地元ブラスバンドの演奏という何とも静かなお祭りに降格されてしまったが、
それでも時間が経つにつれてメイン会場は徐々に人で埋まっていった。
今日は時間があったので会場から西片上駅まで探索してみた。
大手スーパーや電気店が出来ているせいか、地場の商業はまったく閑散して日曜日のお祭りにしては静かすぎて寂しすぎる。
アルファ備前という高い建物があったが既に閉店。
この駐車場から花火を見てみたいと何度か思ったこともあったが残念だった。
備前のシンボル的な店だっただろうに。

暇つぶしにプログラムを見ると去年同様、大きく2景に分かれて途中、休憩が挟まれている。
尺玉も15発も打ち上がるのだから中国地方では貴重な花火大会。
18時からは今年初の昼花火も打ち上げられ、夕焼け空にカラフルなスモークが舞ったのだが、
観客はあまり反応なし。
どうも昼花火の文化は愛好家以外には興味が無さそうで、せっかくの200発が勿体無いので来年は夜に廻した方がよさそうだ。

20時00分、挨拶の後、メッセージ花火の打上。
そして10分後に本編の始まり。
単調な小玉の単発が続くと飽きるが、時折打ち上がる大玉、尺玉には大歓声。
片貝みたいに終始尺玉が上がると飽きるが、このようにたまに上がるから面白いのだと思う。
今度はいつ上がるのか!?
子供たちはワクワクして堪らないに違いない。
始まる前にパラっと小雨が降ったせいか風はイマイチ安定せず、風量も少なくて停滞する場面もあったが、
お陰で尺玉は風に流されず撮影には程よい風であった。
撮影距離が近いので28mmいっぱいいっぱいで何とか収まってくれているはず。
蝶々、八方咲きなどバラエティにとんだ内容も好印象。
ラストは怒涛の打上、大玉、小玉、尺玉を入り混じっての打上は見る側も撮る側も面白くて、
こういう嬉しい演出はさすが森上煙火だと思った。

21時00分、花火打上終了。
帰りは想像以上の混雑にまさかの駐車場で1時間の缶詰状態。
時間潰しに行き着けのラーメン屋、八仙に行っても良かったが、
昨日、たくさんお金を使っているので今日は低予算にすべく我慢。
しかし、高速代、ガソリン代、フィルム代、食費代を考えると、
たとえ家から近くても過去に何度も撮影している現場なので自宅待機するのも1つの選択かも・・・と思った。




※デジカメのバッテリーを忘れたため画像は無し。

写真館 二千年一夜