撮影記番外編
SLやまぐち号初乗車体験記


うちの相方さんが「SLに乗りたい!」ということから実現したSLやまぐち号初乗車。
どうせ乗るならC57に乗ってみたいので、運転する夏に絞って秋吉台の花火大会と絡めて計画を立てた。
チケットはすぐ売り切れになるだろうとダメ元で電話してみるとあっさり17日の津和野発が取れた。
(ちなみに他の日程は満席で何故か、この便だけ100席残っていた)

7時00分に家を出て高速道路を飛ばすものの途中事故渋滞に巻き込まれ焦ったが、
予定通り10時頃に新山口駅に到着。
近くに600円/日の駐車場があったのでそこに駐車。
駅のホームには既にC57が準備万端。
11時過ぎの普通電車に乗って津和野へ行くはずだったが、
ここはダメ元で新山口発の席が余っているか緑の窓口で聞いてみるとなんと空席があったので、
急遽、SL初乗車体験が早まった。
本当は、津和野発より新山口発の方が、昇り勾配を上がって行くので新山口発を取りたかったのでラッキーだった。
夏休みの影響かホームには大勢の家族連れや撮り鉄の人達が集まっていたが、
実は今日がC57初運転だと後で新聞で知った。

10時46分、ついにSLやまぐち号出発。
客車は各車両によって造りが違い、大正風や昭和風などがあり
私たちが乗ったのは欧風で外国に来たような雰囲気が味わえる。
向いにいた客がちょっとしたSL関係者の人のようでマニアックなことを連れの子供に説明しており、
その内容はちょっとここでは書けません(笑)
過去にSLやまぐち号は何度か撮影に訪れた事があるが、実際に山口線に乗るのは初めてで、
車窓から見る沿線が新鮮に感じ、今の時期ならではの美しい田園風景を楽しんだ。
SLに初めて乗ってみて改めてSLの魅力とは何だろう?と考えてみた。
特に乗った感想としてSLに乗っている実感は無いが、
明らかに普通の電車と違うところは、沿線から大勢の人達が手を振っていること。
窓枠に煤が入り込んでいること。
乗り鉄などマニアックな人達が多いこと。
やっぱり乗るより見る方が迫力がある。

そんなところでしょうか(笑)
2時間のSLの旅はあっという間に終わり、
2時間、津和野を探索した後、帰りは時間の関係上、SLには乗らず1時間早い普通電車で津和野を後にしました。




津和野は大きな鯉がたくさんおり、50年以上長生きしている鯉も多くいた。
アヤメの咲く6月に改めて訪れてみたい。



岩国港みなと祭り花火大会〜山口県岩国市

SLやまぐち号初乗車を果たし、16時過ぎに新山口駅まで戻ってきた。
予定していた秋吉台の花火大会が数日前の大雨で中止となり、
2年ぶりに岩国港の花火撮影に切り替えた。
新山口駅から高速を飛ばし18時頃に岩国に到着。
途中、小雨に見舞われたが岩国は良い天気で一安心ではあるものの油断は禁物。
臨時駐車場の小学校は既に満車。
渋々、岩国駅からシャトルバスに乗って会場入りする羽目になった。
駅附近に臨時駐車場はもちろんある訳も無く、幸い100円/h(600円/日)が駅の近くに止めた。
そこから140円払ってシャトルバスで移動。
高速代も含めて秋吉台が中止になったことで余計な出費だらけになってしまった。



会場内はそこそこ混雑しているものの、まだまだピークに達しておらず相変わらずのんびりした雰囲気が好きだな。
海岸の端っこは撮影ポイントに適しているのでカメラマンが集中しており、まだ席は空いていた。
会場を後にして今回も前回同様、岩国港を見渡すお墓から撮影。
やぶ蚊が大量発生するので事前に虫除け対策しておかなければ大変な目に遭うので気を付けなければならない。
プログラムを見ると、15のパートに分けれれ、その中に尺玉+スターマイン、水中花火、2尺玉、そしてメロディ花火など。
2年前に初めて打ち上げられた2尺玉もその年限りだと思っていたが、今ではすっかり定着している様子。
前回は雨にやられて散々だったので、そのリベンジで今回も2台態勢で望む。
今日は先客1名のみでのんびり撮影出来そうだ。

20時00分、花火打上。
風は程よく吹いて煙が停滞することも無くコンディションは良いのだが、
派手な演出は無く、単調な打上にシャッターを押す出番は無い。
2尺玉の打上位置が前回より近くなっていたので前回のデーターが通用せず、
横構図では28mmでも切れてしまう恐れがあったが、
尺玉はすっきり入ると予想。
撮影結果は現像が上がって見なければわからないが、
花火と岩国港の夜景が美しく仕上がっている事を期待したい。

21時00分、終了。
帰りの臨時バスは特に混雑することもなく岩国駅まで戻る事が出来た。
道路もそんなに混雑しておらず、やっぱり岩国港の花火は好きだ。
ただ花火の演出に華が無く、物足りなさを感じたが、
ローカル花火大会なのにも関らずメロディ花火や2尺玉が打ち上がるのだから贅沢は言ってられない。
打上時間を30分にして濃厚な打上にすれば良い花火大会になるのではないかと思うが、
港の安全祈願を祈りつつ、のんびり花火を打ち上げて楽しむのが岩国港の良さなのかもしれない。








写真館 二千年一夜