サマーフェスタ in かみうら〜愛媛県上浦町






今日は仕事だったが事務所改修工事のため急遽翌週土曜日と入れ替え休日となってしまい、
どこへ行こうか探しているうちに上浦町の花火大会を見つけた。
愛媛県内の花火大会なのでカネコかフジカのどちらかに違いないということで照合するとカネコと判明。
この日は、日本各地はもちろんのこと広島県内でも広島港、三次など大きな花火大会がある中、
日頃の疲れで混雑するところへ行く気力体力も無く、
最終的に距離が近いので上浦町へ行くことに決めた。
とは言うものの、ローカル花火で今まで行った事の無い初めての現場なので
ネットでもなかなか目ぼしい情報は見つからず、どんな内容なのか?どのような花火が上がるのか?
期待半分、不安半分であった。



今日も青空が広がり入道雲がモクモクと出現するような夏らしい暑さで早くから外に出る勇気も無く、
涼しくなる17時過ぎに家を出発。
家から会場まで近いが、しまなみ海道を渡るため片道850円の出費はやはり痛い。
途中、大浜PAでソフトクリームを食べたりしながら会場に着いたのは18時。
道の駅の駐車場はほぼ満車状態でギリギリセーフで止めることが出来た。
太陽は既に裏山へと隠れ、今日1日の暑さが嘘かと思うくらい心地よくて気持ちの良い涼しい風が吹いていた。
サマーフェスタは、土日と2日に渡って行われ、明日は、立て干し網漁体験やジェットスキーレース戦などが行われる。
花火大会はその前夜祭といった感じかな。
道の駅の広場にステージと僅かながら露店が出ており、ローカルさの素朴さがまたどこかの田舎のお祭りらしくて懐かしさを感じさせる。
カレイが食べられる道の駅のレストランやお土産屋は既に閉まっているのには勿体無い。
台船は多々羅大橋附近に鎮座しており、とりあえず道の駅の端っこに三脚を仮置き。
大橋がライトアップしてくれれば絵になるのだが、残念ながら点灯しないので特に多々羅大橋の存在は気にしなくても良いのだが、
ひょっとしたら上空に浮んでいる満月の明かりで少し露光すれば多々羅大橋が浮き上がるのではないか?と若干期待する。
もし大橋をシルエットにしようと思えば対岸の生口島から狙うのも面白い。
何より交通費が安くつく(笑)
台船に積んでいる筒を見ると、尺玉らしき筒が20本。
いつも思うが、愛媛県はたとえローカルでも大玉が上がる。
一体、どこにそんな予算があるのだろうか・・・
周りに高い建物が無いため会場の外や駐車場からでも見れるので、
会場の混雑度合いは思った以上に低かった。
20時30分の打上まで時間があったので、少しだけ夕涼みの散歩をする。
大三島に下りたのは去年の11月、多々羅大橋登頂以来で、つい先日のように懐かしく思いながら歩いた。
それにしても本当にビックリするくらい涼しい。



20時30分、花火が打ちあがる。
オープニングは尺玉を入れた怒涛の一斉打ちからスタート。
その後、休み無しに2500発の花火を約25分かけて打ち上げていく。
音楽も流れず水中花火や仕掛けなど派手な演出は無いものの、
次から次へ出てくる多種類の花火を大小織り交ぜて打ち上げるのはカネコらしくて見ていて飽きさせない。
距離的に近いかと思ったが28mmで収まる間合いで、見るにも撮るにも丁度良かった。
会場周辺はそこそこ混雑していたが、端っこまで行くと殆ど人はおらずストレスも無し。
花火大会といえば、「混む、暑い、渋滞」などあまり良い印象を持っておらず敬遠される方も多いと思うが、
涼しくてこんなにのんびりして且つ迫力のある美しい花火をまじかで見れるなんて、
こんな素晴らしい現場は、広島港や三次では味わえません。
ラストは冠菊の連打で終了。
冠が風に流されて写真の出来は期待出来ないが、今日は良い花火大会に出会ってそれだけで満足。
会場からICが近いということもあって渋滞は無く21時10分に大三島を脱出。
家に着いたのは何と22時前。
花火撮影でこんなに早く家に戻れるなんて信じられない(笑)








写真館 二千年一夜