かんだ港まつり花火大会〜福岡県苅田町

昨年まで5月第三土曜日に開催されていたお祭りだったので仕事上行く機会が無かったが、
今年は何故か日曜日開催で、しかも九州初打上の森上煙火が担当なので
翌日の仕事が差し支える覚悟で苅田町へ行くことにした。
片道約300キロ、順調に走れば3時間で行けるが、途中休憩を挟んだりして4時間の移動を要した。
初めて走る東九州道を快適に走り、現地に着いたのは17時頃。
広い日産の駐車場が臨時駐車場になっているが、
今年から打上会場が変更になり、お祭り会場と花火会場が離れているせいかまだこの時点ではガラガラ状態。
駐車場から会場まで10分程度。







平日だと大型車が行き交いする臨海地帯が花火会場となっており、
小腹が空いたから近くの店へ買出しへ行こうにもコンビニすら無いので会場内のブースが頼みの綱となる。
既に二隻の台船が定位置についており、最大三号の打上なので最前列からの距離はかなり近い。
早速、撮影場所の調査に入り会場内を探索してみる。
二隻の台船が浮んでいるので理想は上流側だが生憎の風下なので
先客の花火愛好家は下流側に場所取りしていたが、撮影するにはあまりにも近い。
工場のネオンも入れたかったのと帰りのことを考えて駐車場から近い方が助かるので
風向きが変わることを信じて上流側に決めた。
打上までの2時間、特にすることもなく駐車場まで戻り出口に近い場所に移動したり、
会場内のブースで軽く食べ物を食べたり綺麗な夕暮れを見ながら、
こんな日に棚田撮影したら良いだろうなと想像しながら時間は過ぎていった。



20時00分、花火が打ち上がる。
森上煙火らしくオープニングは怒涛の打上。
事前に青みの残る夕暮れ時に露光しておいたので仕上がりが楽しみ。
風向きは予想通り風下に近かったが、予想通り海岸の風向きは徐々に変わっていき撮影に支障はあまり無かった。
1時間4000発を4部に分けた構成で、二部はレクチャー花火があったり、スマイリーやハートなど型物が上がれば会場は盛り上がった。
二隻の台船から打ち上がる演出は面白かったが、水中花火が下流で開花したため、
上流側からでは、打上と絡ませないのが残念で、
せっかく久々に水中花火用に二台態勢で挑んだが活躍することは無かった。
ラストは好きな音楽に乗せて二隻からの怒涛の打上で幕を閉じた。
昨年までは、ワキノ&トータルプロデュースが担当していたようなので、
音楽、レーザー、花火による演出だったと思うが、
今年は打上会場を変えて水中花火を入れるなど大きく変化した内容だったに違いない。
九州で森上煙火がどのような演出をするか1つの見所でもあったが、
地元の人達はどのように受け止めたのか気になるところである。

花火終了後、早々と撤収したお陰で駐車場もすぐ脱出出来てスムーズに帰ることが出来たが、
日頃の疲れのせいでこまめに休憩したせいか家に着いたのは翌日2時であった。
個人的には森上煙火の花火は気軽に見れる範囲に住んでいるので、
せっかく九州まで来たのならやはり九州業者の花火を見たいというのが今回の感想だった。


夕暮れ時、背景にある工場のネオンと手前が二隻の台船





写真館 二千年一夜