川北の大柿〜広島県庄原市





ぬっきーさんのHPを見たうちの相方さんが、
実物を見てみたい!ということで実現した川北の大柿撮影。
明日から大寒波が襲ってくるニュースをしていたので行くなら今日しか無い!と急いで仕度を整える。
1時間30分かけて庄原市川北地区へ向かい14時頃に到着。
国道沿いなので川北小学校の案内板を過ぎた辺りに右手を注意して走っていればすぐわかる。
駐車場らしきスペースが無いので邪魔にならない所に車を止める。
家を出る頃はまったく心配していなかった天気も庄原市内を過ぎるとチラホラ雪が舞い出した。
事前にネットで雪雲の状況を把握していたので心配は無かったが、
夜は間違いなく積もると予想していたので長居は禁物。
本来なら雪景色に染まる柿の木を見たかったが、スノータイヤが無いので今年も断念。
残雪は背後の山の斜面に少しだけ残っている程度。
時折、日が射して熟した柿が濃いく色付く姿が肉眼で分かるが、
背後の空が曇っているため道路附近から望遠レンズで空が入らないように構図を練った。
柿の木、祠の角度、そして一番ネックなのが柿の木の背後に走る電線。
理想の構図に電線が走ってはお手上げである。
山が雪で染まってくれれば少しは目立たないだろうか・・・
今日は条件が条件なのでシャッターチャンスは少なかったが、
初めて柿が実った川北の柿の木が見れて良かった。






背後の電線がネック

しかし今の時期に、未だ柿が成っているのが不思議でならない。
まさに神秘的、樹齢500年の生命力を感じさせます。
桜の木も花を咲かせるのに相当の体力(というか栄養)を必要とされるらしいが、
老木でこれだけたくさんの柿を実らせるのだから本当に凄い。
指定記念物に認定されていれば、案内板や説明板がありそうなものだが、
それらしきものが無いので無認定なのだろうか。
支柱も無し、幹周り柵も無いので保存状態に力を入れていないようなので、
そのまま自然と共に衰えていくかもしれない。
ここ数年の大きな環境の変化に老体は応えるだろうに。


角度によっては電線が目立たないが、祠がただの箱に見えます


見た目はグミのように小さい。
どんな味がするかは想像をはるかに超えるだろう(笑)






写真館 二千年一夜