中畑駅〜広島県府中市



仕事で移動している時に気になった場所があったので、
今日の今朝一発目に予定していた備北丘陵公園に行く途中に寄ってみることにした。
ローカル線なので電車の便数が少なく、電車到着時刻に合わせて行くつもりだったが、
仕事疲れで出発が遅れ結局間に合わず、今回は現地調査のみ。
8時30分、到着。
山と山の間にある場所なので午前は日が当たらないかと思ったが、
朝から日差しが当たりシャッターチャンスは午後よりも午前がベスト。
移動中の車の中からだと良い光景だと思ったが、
実際に歩いてじっくり見てみると電線や電柱があり、ちょっとガッカリ。
電車が来れば写真を撮ろうと思ったが、1時間近く待たなければならないので今回は見送り。
山の斜面に切り開かれた小さな集落、段々畑、広角で狙えばそこそこの絵になるのではないかと
来年に向けて構図を練った。








庄原備北丘陵公園スイセンファンタジー〜広島県庄原市

水仙は1月下旬が見頃と固定観念にあったが、
庄原備北丘陵公園のHPを見ると、3月下旬に見頃を迎える情報を得て機会があれば訪れてみようと思っていた。
過去、何度も訪れている丘陵公園だが、そういえば春に訪れるのは初めて。
ましてや水仙が広がる公園があるなんて知りもせず、130品種30万本で西日本最大級というのだから行かない訳がない。
どうせ狙うなら晴れたる空の下で狙いたい。
その願いは7分の1という低い確率の中(チャンスは1週間のうち日曜日しかない)見事に晴れてくれた。
開園時間に合わせて到着する予定より15分遅い9時45分に到着。
あまり知られていないスイセンファンタジーなのか朝から混雑は無い。
しばらく来ていなかったが、国道から入れる新しいゲートが出来ていたり、
第6駐車場まで出来ていたりと、日々進化している。
駐車料金+入園料は少々痛いが良い被写体にめぐり合うためには致し方ない。
第6駐車場からが一番近いが、景色の変化が楽しめる少し離れた第2駐車場がオススメということそこに止める。
ちょっぴり冷たい風に当たりつつも池や花を横目に歩くのが気持ちよく仕事疲れに癒され、
少し離れた第2駐車場を進める理由が分かる気がした。

過去、いろんなスイセン群生地の撮影を行ってきたが、
このような公園でのスイセン撮影は初めてで、同じスイセンでも光景の雰囲気の違いがあり、
撮影側としてもあまりテンションが上がらない。
HPの写真を見ると広大な景色のように思えたがそんなに広くなく、
しかも一番の見所の空に高圧線や梨園のネットが写ってしまう始末・・・
見るには良くても写真を撮るには群生地には敵わないと思った。



10時を過ぎると人も増えてきて広角で狙うには厳しい時間となり人が掃けるのを待つうちに時間がどんどん消費されていく。
1人居なくなると次の人がやってきて、その人がいなくなると団体さんがやってきたり、
世の中、思うようにはいかないものである。
かと言って、「どいてください!」というのは写真家としてルール違反。
「写真を撮っているからどかなければ!」と相手に思わせるのも配慮しなければならない。
美しい景色を楽しんでいるのはお互い様なので邪魔はしてはいけない。
時間はたっぷりあるので、人が掃けるまでスイセンを眺めながら時間を過ごした。
群生地のスイセンと違うのは、種類が豊富であるということ。
そう考えてみると、花公園も悪くないと思った。
一瞬、人がいなくなった隙を見て急いでシャッターを切り無事撮影終了。
次回、ここで撮影する時は、高圧線が無くなった時かな(笑)


鳳源寺のお手植え桜とエドヒガン〜広島県三次市

丘陵公園での人掃けに時間がかかりすぎて11時45分、時間はすっかり昼時である。
途中、一般道から入れる中国道のSAで昼食を取り三次へ向かう。
目的地は桜名所で有名な尾関山公園・・・の隣にある鳳源寺。
毎回、訪れるたびに見頃を過ぎているので、今回こそは良いタイミングではないかと期待している。
13時15分、ちょうど尾関山公園の桜も見頃を迎えているため現地は大混雑。
近くの駐車場並びに臨時駐車場も満車状態で、少し離れた所に車を止めた。
通常、しだれ桜は染井吉野より1週間早く見頃を迎えるため、
尾関山公園が見頃を迎える頃には、鳳源寺は散り始めとなることが多いのだが、
今年は尾関山公園の満開速度が速かったのか両者とも満開となっていた。
尾関山公園は多くの花見客で混雑しているようだが、
こちら鳳源寺は、尾関山公園のついでで寄っている人がちらほらというような感じで人は少なく、
ストレスもなく撮影が出来たのだが、
道路際の街中にあるお寺ということで、やはりここも電線、電柱の障害で構図を練るのに一苦労する。
お手植え桜の隣にもう1本、樹齢200年近くのエドヒガンがあり、こちらも満開。
ようやく美しい姿に出会えたのと、納得の行く撮影が出来たのではないかと満足の行く時間が過ごせた。




山崎家のしだれ桜〜広島県三次市

三次市街地から国道375号線を南下して三若町に立派なしだれ桜があり、
数年前に訪れた時は、既に見頃を過ぎていたので今回リベンジ撮影となる。
過去の記憶を辿ると国道沿いにあるものばかりと思っていたが、
それは大きなかん違いで国道から少し奥に入ったところにあった。
14時40分、ちょうど見頃を迎えて日差しも当たり絶好のシャッターチャンス。
個人宅の庭にあるので、一言、家主に声を掛けるのがマナーだと思ったが、
わざわざチャイムを鳴らして声を掛けるのも悪いので、
外から写真を撮らせてもらうことにした。
推定樹齢150年の見事なしだれ桜。
個人宅の庭にある桜なのでどうしても障害物は避けられないが、
山崎家ならではの構図で撮影した。




天野家のしだれ桜〜広島県三次市

15時30分、三若町からさらに南下して敷名町へ移動。
国道沿いに天野家の庭先に立派なしだれ桜がある。
推定樹齢300年。
見事な桜だったが障害物が多く、家主に声を掛けて庭内から撮影させてもらおうかと思ったが、
チャイムを鳴らしてまで撮影するのもずうずうしいと思ったので今回は撮影を見送った。
状態としては少し散り始め。




園流寺のしだれ桜〜広島県三次市

同じく敷名にあるしだれ桜。
国道を南下していると右手に見える園流寺の桜。
推定樹齢200年。
見頃は過ぎているように思えたが花びらが散っていないのでまだ咲いていないのかと思ったが、
近くで見るとツボミが無いのでやはり散り始めなのだろうか。
家主さんが居られたので聞いてみると、まだ見頃ではないとのこと。
どちらにしてもここの桜も撮影鳴かせの状態で撮影は見送り。









玉川家のしだれ桜〜広島県向原町

三次から向原町へ移動。
向原町はしだれ桜が多く、地元向原地区内で桜マップを作成しているようで
近年、家主の協力でライトアップも実行しているようで嬉しい限りである。
その分、撮影側、花見側としても必要なマナーが問われる。
ゴミやタバコのポイ捨てなどもってのほか。
16時30分、まず1本目を発見。
県道沿いに一際美しい桜が目に飛び込んで来たのですぐわかった。
近くで見るのも良いが遠くから望遠レンズで狙うのもまた面白い。
周りに田んぼもあるので、水が張れば良いのだが、季節的にまだ早いのだろう。



個人宅なので障害物が避けられないが、
そこは撮影側の腕の見せ所。
西日も当たり立体感もあり時間帯として今がちょうど良い。
このような姿を見ると本当に写真を撮っていて良かったと思わせてくれる。
夜になるとライトアップするので再度夕方になって訪れることにした。
推定樹齢250年。


向原町内で一番美しい桜ではないかと思うが、
近くでよく見ると、1本の大きな桜の周辺に二世らしき2本小さな桜があるので立派に見える。


平田家のしだれ桜

玉川家から少し奥に行ったところに樹齢200年のしだれ桜があるのだが、
撮影困難のため撮影は見送り。




川口家のしだれ桜

県道を南下していくと県道沿い側右手にある樹齢200年の桜がある。
こちらは既に太陽が裏山に隠れて陰っていた。
障害物は多いが家主に声を掛けて撮影出来ないことも無さそうだが、
見頃は既に過ぎていたようなので撮影は見送り。



佐々木家のしだれ桜

県道37号線から29号線に入り少ししたところ右手に樹齢200年のしだれ桜がある。
こちらも撮影するには頭をひねるが西日も当たっていたので見上げた状態でシャッターを切ってみた。




佐々木家のしだれ桜

県道37号線に戻り、同じ佐々木という名前の庭先に樹齢200年のしだれ桜がある。
こちらは既に見頃を過ぎていたので撮影は見送り。
庭内からで無いと撮影は不能。
機会があれば撮影させてもらいたいです。




正木家のしだれ桜

井原市駅を過ぎた沿線沿いに樹齢200年のしだれ桜があるのだが、
イマイチ場所がわからず予想で沿線を挟んで観覧。
次回への宿題。




玉木家のしだれ桜ライトアップ

向原町内のしだれ桜巡りをしているうちにすっかり遅くなり
急いで戸島地区へ戻る。
18時30分、辺りは薄暗くなりライトアップが始まっていたので急いで撮影開始。
桜のライトアップ撮影は空が暗くなる前までの数十分が勝負なので限られた時間で勝負を決めなければならない。
予め撮影しておいたお陰で構図は早々と決まっていたので撮影は順調に行った。
露光時間、F値を8に対して10秒、20秒、30秒のバルブ撮影。
ライトアップされている桜が道路際から目立つせいか、
有名でもないのに花見客やカメラマンが訪れている。
特にストレスになるような混雑ではないのもローカルの良さ。
唯一、一面だけ水が張られている田んぼから逆さ撮影も行い一足早いカエルの鳴き声が響く中での撮影が出来た。
19時30分、終了。
帰る途中、もう1本、ライトアップしている桜を見つけた。
時間の都合上、立ち寄らなかったが、
ひょっとしたら唯一見つけることが出来なかった毛利川家のしだれ桜だったのかもしれない。
この周辺に数本ライトアップされている桜があるのだが、
その調査も合わせて次回への課題として向原町を後にした。




※今回訪れた殆どのしだれ桜は個人宅の庭先にあるものです。
 撮影する際は、最低限のマナーを守って撮影をお願いします。
 もし庭先に家主さんが居られたら挨拶をしましょう。
 





写真館 二千年一夜