尾道造船所の進水式〜広島県尾道市





尾道造船所は、年に12回、月に一度のペースで進水式が行われている。
それくらい受注があって今の時期にしては羨ましい話です。
先月の進水式は見事に遅刻してしまったので、
今日は早めに現地へ向かう。
前回は、東尾道に車を止めたが少し遠かったので、山波小学校附近にとめた。
近いと思ったら歩いて10分程度、そんなに変わらず。
12時より警備係りが案内するのでしばし歩道橋から造船所内を見学して時間を潰す。
次第にどう見ても関係者じゃないでしょ!?というような車が次々と場内へと入っていくが、
どうやら敷地内の端に車を止めても良かったらしい。
HPではまったく書かれていませんでした。


歩道橋から見る造船所内。

12時になったので造船所内へ侵入。
見学者の団体の後を着いて奥へと進む。
単独で歩くと怪しい人に思われるので、こういう場合は団体で行動した方が良さそう。
現場にヘルメットも被っていない素人が歩くのだから、作業員にとっては「何者!?」と思われるのも無理は無い。
どこで見学すればいいのかさっぱりわからず、かと言って、クレーンやパーツなどで遠くからではよく見えず、
流されるまま進んで行くと船の後方に来てしまった。
スクリュー好きな人は、この位置がオススメだとか?
今日は土曜日のせいか家族連れや老夫婦がたくさん集まり
県外ナンバーの車もチラホラ見かけ、進水式ファンがこんなにいるとは思わなかった。
丁寧にプログラムまで頂き、進水式の進行に目を通す。


先月、進水した船。



本日、進水する船の名前は「ユニークデベロッパー」
47000トン積載可能な石油運搬船。
12時30分、進水式が始まり国家が流れる。
進水に向けていろいろ準備が行われているようだが、
後方からでは、何が行われているのかまったくわからず。
大きな汽笛が鳴り響くと船は勢いよく海へと進んでいった。
どういう原理で進んでいるのかわからないが、とにかく早い!
これほど巨大な船があっという間に海へと進水していった。


来月進水するであろう船。


この位置から撮影すれば良かったかも。

まじかで見る迫力。
これは造船所以外では体感出来ない感動で船好きの私にとっては堪らないドキドキ感があった。
ただ残念なのは、造船所という場所なだけに観覧場所が限られ狭いということ。
この日は、フィルム撮影を断念して動画撮影のみに終わった。
進水式といえば、船の先に付いている紙テープが風になびきながら海に進水していく瞬間を撮りたい。
尾道造船所の場合、それが逆光となってしまう。
曇り空の方が良いのかそれとも・・・
進水式は平日が多いので、今度いつ来られるかわからないが、
また機会があれば、尾道造船所に限らず進水式を見学したい。

備後地方で行われる進水式
・尾道造船所(尾道市)
・内海造船所(瀬戸田町)
・常石造船所(沼隈町)


後方からは撮影が難しい。
進水していないのでスクリューが見れるポイント。


完全に逆光。
ちなみに進水しても自力で動かけないため小型船で押して着岸します。





写真館 二千年一夜