山波のとんど神明祭〜広島県尾道市



行く予定の無かった山波のとんど神明祭だったが、
朝起きてあまりにも良い天気だったので急遽出掛けることにした。
家から10分程度なので、その気になれば楽勝で行けるのだが、
何分、フィルム撮影なので何をするにもお金がかかる。
こういう時、デジカメだと気にすることなくシャッターが切れるので羨ましく思う。
12時から行事が始まるので既に会場である山波小学校周辺は路駐の車で一杯だった。
ちょうど来賓紹介の最中で、とんどの練り歩きには間に合った。
青空の広がる下で豪華な飾りつけをしているとんどを見るのは本当に気持ちよい。
同じ広島県内のとんどでも東と西とでは、飾り付けの豪華さが違うのも
山波、能登原とんどなど伝統あるとんど行事に影響されているのかもしれない。



昨年得たとんど撮影のコツを今年も生かすべく、
被写体を子供に向け、日差しの当たり具合、背景、風が吹くと砂埃が舞うのでそれも注意しなければならない。
足を入れずに半被を着た上半身からとんどの上部まで入れて、PLフィルターを装着して青みを濃くしてみた。
デジタルだと数多くシャッターが切れるが、
フィルムの場合、慎重にファインダーで撮影しているので、どういう結果になっているか楽しみである。
3基子供とんど、2基大人とんどの合計5基が約2時間、途中休憩を挟みながら囃子に乗せてグラウンドを練り歩いた。
休憩の合間を見て、保育園児の記念撮影が行われていたので一緒に撮影させてもらう。
記念撮影しているのを見ると、つい一緒に撮りたくなってしまう。
あまり乗る気ではなかったが、終わってみれば心地よい撮影だった。
15時からとんどに点火するが、今年は少し早めに山波小学校を後にした。





15時00分、山波小学校を早めに出たのは天気が良かったので尾道大橋から尾道水道を撮影するため。
昨日、進水式の返りに事前調査で近くの空き地に車を止めて歩いて渡れることがわかったので、
天気の良い日に再度訪れようと思ったら、早くも撮影チャンスがやってきた。
百島行きのフェリーでも来れば絵になったが、時間を調べてないのでいつ来るかわからず、
JRの鉄道と遠くに移動している渡船を入れてシャッターを切った。
狭い歩道での撮影なので、滅多に来ないと思うが自転車でも来たら非常に危ないので、
三脚を立てらせて撮影する場合は注意しなければならない。
大型車が通ると揺れるためスローシャッターな時間帯も不向き。
手すりが胸までしか無いため強風時はかなり危険じゃないかと思うが、
その前に高所恐怖症の方は間違いなく止めておいた方が良さそうだ。
新尾道大橋が無い時代は、尾道市街地も撮影出来たかもしれない。
新尾道大橋は歩いて渡れないのが残念。






一旦、家に戻って遅い昼ご飯を食べて今度は浄土寺山頂、瑠璃山へと向かう。
前回、ここで撮影しているが天気が良かったので再度行ってみることにした。
16時30分、今日も5台ほど車が止まっている何気に人気のあるスポット。
上空は雲も無くて澄み切った空だったが、今日は日中暖かい1日だったので
赤と青の間がくすんで見えた。
せっかくなので、前回同様、尾道大橋を絡ませた構図で撮り、
尾道市街地は撮影せずに下山した。
急いで向かった先は、尾道大橋下。
くすんだ空も上空はとても綺麗なホワイライトブルーでライトアップしかけた新尾道大橋がいい感じに演出してくれた。
ようやく自分の理想に近い条件でシャッターが切れた。
どんな仕上がりになっているか楽しみだ。
18時00分、終了。

写真館 二千年一夜