千光寺のしだれ桜〜岡山県津山市




2010年、今年も桜撮影の季節がやってきた。
去年は結婚の準備や新婚生活で桜撮影する暇と余裕が無かったので、
今年こそはと思いきや転職で事前調査する余裕も無く、今年も果たして桜撮影が出来るのが心配である。
そんな中、平野部の染井吉野が開花発表があった。
開花したということは、それよりも早く満開になる平野部のしだれ桜をチェックしていると、
予想通り既に見頃を迎えており、
そのうちの1つである津山市にある千光寺のしだれ桜を狙う事にした。

個人的には朝一番の桜が好みだが、今日は曇りのち晴れという予報なので朝一の日差しは期待出来そうも無い。
仕事で疲れて朝はのんびりしたいという、もう1人の自分の意見を尊重して午後出勤。
高速道路を利用して現地に着いたのは15時頃。
千光寺という案内板も無く、道に迷いながらも何とか到着。
毎年見頃を迎えるとローカル新聞に掲載されるせいか、あまり有名ではなくとも
観光客が多く訪れるらしい。
昨日は、境内にズラッと三脚も並んだとか・・・


上空には電線があり、これ以上は下がって撮れない。



障害物は多いが小さなしだれ桜も見事。

街中にあるお寺なので電柱、電線、その他障害物で構図もある程度限られるので、
撮影に時間はかからないだろうと思ったが、狭い境内に花見客とカメラマンで人が掃けるのに時間がかかった。
境内の外からは電線が邪魔して撮影不能なので午前の日差しより、
長い時間、西日が桜を照らし続ける午後の方が面白いと思う。


右手に電線、電柱があるので見えないように試行錯誤。
夕方が絶好のシャッターチャンスかと。





それなりにシャッターは切ったものの、
絶好のチャンスになかなか人が掃けず寒さも加算され疲れた。
ライトアップ待ちを利用して近くの焼肉屋で今流行りのホルモン焼きうどんを堪能。
ライトに照らされたしだれ桜は、どこの桜を見ても共通して言えるが本当に幽玄的で美しい。
ただ風が強く垂れ下がる枝がぶれて撮影結果がどうなっていることか。
青みかかった空を背景に入れたかったが、構図的に不可能なのも残念。
一時、満月が出ていたが、次第に小雨が降るなど目まぐるしい天候の中、19時30分撮影終了。
機会があれば天気の良い午後にまた訪れてみたい。







写真館 二千年一夜