去年同様、今年も相方Tの実家に帰省したGW。
その帰省を兼ねて長崎、佐賀方面の滝、棚田撮影の計画を立てた。
そしてGW当日、5月1日は天候不良のため出発を遅らせ現地入りしたのはその日の夜。
翌日は義弟の自宅訪問なので撮影は5月3日からとなる。








轟の滝〜長崎県高来町

この日は朝から天気が悪く晴れは期待出来そうにないので予定していた計画を白紙し、
朝はのんびり出発。
まず目指したのは諫早市にある轟峡。
山の奥深いところに轟峡があり名水としても有名らしい。
駐車場のところに係員がおり、管理費として300円を払い近くにある温泉施設の半額券として利用出来る。
しかし利用者数を考えると係員の日当の方を管理費に廻した方が貯まるような気がするのだが・・・
轟峡にはいくつかの滝が存在し、そのうちの1つに轟の滝があり、
駐車場から階段を下りると滝に辿り着いた。
高さは12mと小ぶりだが大きくて深そうな淵があり、
子供が遊泳しているポスターを目にしたが、水難事故があってからは禁止されている。
周りはカエデもあり新緑も美しいが秋の景色もまた綺麗そうだ。
撮影しているうちに雨が降り出し、早めに撮影を切り上げた。
轟の滝の近くにある潜竜の滝は、撮影するまでもなく、
また駐車場から少し進んだところに揚柳の滝があるが水量が少なく絵にならない。
晴れた日は虹がかかるらしいので機会があれば天気の良い日に訪れてみたい。
もう1つ、大龍の滝があるらしいが時間の都合上、今回は断念。


大轟の滝



潜竜の滝/揚柳の滝


清水棚田〜長崎県千々石町

諫早市内周辺は結構渋滞が激しくなかなか前に進むことが出来ず、
千々石町に着くのにかなり時間がかかった。
国道251号線沿いに棚田の案内板があり県道128号線を雲仙方面に上がると棚田を俯瞰出来る展望台があった。
しかし、展望はイマイチで撮影にはならず来た道を戻る。


展望台より棚田を俯瞰

清水棚田という名所だが実際には清水という地区名ではなく岳地区一帯が清水棚田と呼ばれいるらしい。
14時30分、小雨模様の中、現地調査開始。
実際に歩いて調査するにも範囲が広く、また車で移動するにも
道は狭く田植えシーズンだけにウロウロする訳にもいかない。
生憎の悪天候でもあるので今日は軽く現地調査して清水棚田を後にしようかと思ったら、
バス停より少し下ったところにピンクの絨毯が広がる棚田が目に飛び込んできた。
レンゲ草が一面に咲いていた棚田は今まで見たことが無く、思わず足を止めて撮影した。
雨が降ってなければ脚立を立てらせて本格的に撮影したかったが、
雨が強くなってきたので今回は断念。
棚田の至るところに家があり、その家も新築されていたり、
家があればもちろん電柱や電線もあるので、なかなか絵になりずらい。
しかし棚田の光景は城の要塞を感じさせる素晴らしい石垣が積まれていた。
レンゲ草があるということは、水が張られていないが、
場所によっては田植え準備に追われている場所もあり、
清水棚田を撮影するには一苦労しそうだ。




ゴールデンウィークスペシャル花火〜長崎県佐世保市

千々石からハウステンボスへ移動。
諫早、大村、東彼杵とスムーズに流れたが、逆方向はHTか有田陶器市の帰り客なのか大渋滞となっていた。
途中、東彼杵にある河川公園に寄ってみたが、
完全に公園化された中にある大樽の滝を撮る気になれず立ち寄ったのみ。
目にしなかったが、近くに小樽の滝もあるらしいが、
大樽の滝より大きいらしい。





18時15分、ハウステンボスに到着。
雨は止んだが相変わらず黄砂は晴れることもなく真っ白な空のままだった。
前回は、カウントダウンで寒い思いをしながらミカン畑で撮影したので、
今回は別荘地帯から狙うことにした。


レストラン裏の山より/ハウステンボス駅前より

少し時間に余裕があったのでハウステンボスらしい写真が撮れないものかと現地調査してみることにした。
今回も園内に入ることは無かったが、JR駅を潜って入り口まで行ったのは20歳の社内旅行以来。
アーリーおばさんのチーズケーキを試食したり10数年ぶりの景色や味を堪能した。
撮影の現地調査せずにすっかり観光客気分になりつつ撮影ポイントへ移動すると、
穴場的場所なのかすでに先客もいた。
暗くなるにつれて風も冷たくなり、GWとは思えない寒さが体を冷やす。
花火について詳細な情報は得てないが、当初予定されていた音楽花火の他に
先日の中止された山崎煙火の花火を打ち上げることを知った。
これは花火大会が中止されるご時勢の中で嬉しいサプライズだった。



20時10分、花火打ち上げ開始。
音楽やアナウンスは辛うじて聴こえるので撮影はしやすい。
物量、演出的にも申し分無く贅沢な内容で、
正直、小型煙火打ち上げによるレーザーショーを予想していたが、
GWでも手を抜かないさすがバブリーなハウステンボス。
風が弱く煙の掃けはイマイチだったが、その分、海に映り込んだ花火は美しく、
ハウステンボスらしい絵には仕上がらなかったが花火らしい写真には仕上がったかと思う。
そして、少し休憩を挟んで山崎煙火による花火は先ほどと違い芸術性豊かな演出で、
創造花火や8号玉を多彩に披露。
久々の花火撮影に勘を取り戻す前に終わってしまったが、
それでも最高の花火に良いGWを過ごすことが出来た。
GWでも手を抜いてなかった。

ハウステンボスから高速道路を利用して大町に1時間ほどで帰宅。
これほどアクセスの良い場所にハウステンボスがある相方Tの実家が羨ましく思った。


夜景が明るすぎ







写真館 二千年一夜