はかた夏まつり花火大会〜愛媛県伯方町





13日は3年連続で大崎上島の花火撮影を予定していたが、
伯方島の花火が13日に開催されることを知り、
前回のリベンジを果たすべく伯方島を選んだ。
片道1時間もかからない近距離でありながら、しまなみ海道を利用すると975円(休日50%割)なので
近いようで気軽に行くことが出来ず2009年以来の訪島となった。
現地には17時頃に到着。
臨時駐車場は利用せず展望台の広場に止めた。
伯方島に着いた途端、南側の空が怪しいと思い傘を持って現地調査していると
案の定、雷雲による夕立が30分近く降り注いだ。
雨が上がると道路から発する蒸し暑さで汗だくになるものの、
しばらく時間が経つと心地よい風が吹いていた。



前回ビーチの端から撮影したが、物の見事にフレームアウトしてしまい
今回はさらに距離を取る必要があった。
気になっていた展望台は、既に観覧客に抑えられていたが撮影場所としてはイマイチで
違う場所を探さなければならない。
以前ネットで橋上から撮影している写真を見て、最悪そこからでもいいかなと現地に行ってみた。
車だと高いしまなみ海道も歩行者は無料なのでお得だが、
何が楽しくて歩いてしまなみ海道を渡る人がいるだろうか?
特に規制がかかっていない橋上は悪く無いが、
引切り無しにトラックが通行して微妙に揺れる危険性がある。
その途中にビーチを見下ろす場所があったので最終的にここに落ち着いた。
いつもなら時間潰しに会場を散策するのだが、
前回来てある程度把握していたのと明日の体力を温存すべく調査は早めに切り上げて花火打上まで待機する。



穴場なのかどうかは知らないがカメラマンはおらず、
観覧客が10人程度の現場。
それでも昔はそれなりにカメラマンがいたらしいが、
何分、ローカルで無名の花火大会なので13日の花火多重日に伯方島に来る人はいないのかもしれない。
ローカルで無名な花火大会でも伯方島の花火は実に5900発もの花火が打ち上がり、
尺玉だけでも何発用意しているのか!?というくらい大玉が打ち上がり、
花火の質もカネコが担当するのであれば文句なし。
まさに穴場中の穴場的花火大会なのである。
年に1度はカネコが担当する花火を見たいと思っていただけに、13日に開催される伯方島の花火はまさに打って付けだった。
ちなみに例年だと盆明けの週末に行われていたのに、今年は何故盆前に開催するのか問い合わせたところ、
帰省客のための初の試みとのこと。
今後定番になるかは来年チェックしておかなければならない。



心配していた雨も降る事は無く20時00分、カウントダウンとともに花火大会は始まった。
オープニングはやはり尺を絡ませた一斉打ち。
ここでも少し近いが28mm一杯に広げて何とか収まった。
相変わらず素晴らしい演出と星の引きが美しい花火。
小さい花火から徐々に大玉へと変化していく打ち上げ方は本当に見応えがあり飽きさせない。
アフロは残念ながら出なかったがドラえもん花火は健在。
小型煙火、小玉から大玉への単発、スターマインという展開が何セットかに分けて打ち上がるのだが、
花火が始まってから終わるまでアナウンスも無く、ひたすら打ち上げる。
これぞまさに間、髪入れずの花火大会。
文字仕掛け花火付近に徳島ナンバーのトラックが止まっていたのは、
打上専門のカネコの応援として佐賀火工か市山煙火が応援に来ていたのかもしれない。
ラストは怒涛の連発で予定時刻より10分早い40分に終了したのが妙に残念に思えた。

終了後はすぐに伯方島を脱出出来るものだと思っていたら、
駐車場を最優先させていたせいで何と1キロも無いIC目前にも関らず1時間もかかってしまった。
お陰で23時頃に家に到着。
翌日の宮島出発準備が遅れて1時間しか仮眠が取れなかった。






写真館 二千年一夜