吉水園〜広島県加計町



例年に無い暖かさと週末5週連続の雨の影響で紅葉の色付きはかなり悪い情報が飛び込んでいる。
そんな中、筒賀にあるイチョウの木がライトアップする情報を知ったので、
吉水園の一般公開に合わせて行ってみることにした。
色付きが悪いので今年の紅葉撮影はすべてキャンセルしようと思っていたが、
吉水園は今まで行った事無かったので今回は調査を兼ねて寄ってみる。

14時頃に現地到着。
加計ではちょうど五サー市も開催されて賑やか。
駐車場から歩いて10分足らず、加計の街並を散策しながら吉水園に向かう。
入園料200円払って中に入るが、思ったより狭い庭に藁葺き屋根の建物がある。
どの程度紅葉は色付いているか心配だったが、案の定、色付きはイマイチ。
案内人の話によると例年より1週間遅く色付いた楓も色鮮やかさは無いとのこと。
それでも、他所に比べるとまだマシという話も聞き、これだと本当に今年の紅葉はどこへ行っても悪いのだと思った。
去年は最高に綺麗だったというのだから非常に残念。
今回は撮影はせずに構図を練ってまた来年。
想像以上に素晴らしい楓だったので来年が楽しみだ。
一般公開は春と秋で秋の公開は先週の土日と今週の土日の4日間。






開園は9時からで午後よりも午前の方が撮影に向いている。


筒賀のイチョウ〜広島県筒賀村

15時30分、筒賀に移動。
国道沿いに筒賀神社の境内にある大きなイチョウがあった。
過去何度も筒賀に訪れたことがあったが、
樹齢1100年の県指定天然記念物であるイチョウを今まで見たことが無かった。
晴れ予報で午後の日差しを期待したが、
到着した時には太陽が厚い雲に覆われ、その後構図を練りながら日差しを待ったが
結局、太陽が顔を出した頃は既に裏山でイチョウ全体に日差しが当たらず午後の撮影には至らず。
地元の話に寄ると、やはり早朝一番の日差しが良いとのこと。
また落ち葉でイチョウの絨毯になった光景も見事らしい。
今日は色付きもイマイチで落ち葉もまだまだ。
ライトアップが無ければ撮影せずに通過していたかもしれない。



今回のライトアップ企画は、ふれあいまつりの前夜祭として初開催。
ライトアップ以外にも東日本震災復興支援企画や地元中学生による催し物が行われる。
ライトアップはカウントダウンとともに18時に点灯。
これは予定外で薄暗くなる時に撮影したかったが、
18時になると空も暗くライトアップ撮影するには少々厳しかった。
イベントにはテレビ局も入り主催者である観光協会もかなり気合が入っていたが、
決して派手な演出は無く、中学生の素朴な演出が新鮮に感じる内容で撮影する手を止めて見入ってしまった。
イベント終了後、イチョウ付近に人が押し寄せない前に撮影。
廻りに障害物が多いので全体を写せないのは残念だが、
筒賀大歳神社の境内らしさを出すような構図でシャッターを切った。
その後、30分ほどで賑やかさは徐々に静寂に変わり、筒賀神社を後にした。

次回撮影する機会があれば、朝一にイチョウ、9時の開園に合わせて吉水園。
午後からは滝水峡というコースで行こう。








写真館 二千年一夜