みろくの里ウィンターイルミネーション
星空の下の遊園地〜広島県福山市






滅多に無い土曜日のクリスマスイブは名古屋港や別府に行きたいところだが、
予算の都合上、今回は近場の羽合温泉に行こうと思っていた。
しかしサンタが寒波を呼んで山間部は雪が積もりノーマルタイヤでは行けず断念。
そんな時、家から最も近いみろくの里で花火が上がることを知った。
23日、24日の二日間、花火が上がるが急遽決まったイベントのようで規模は小規模。
事前に問い合わせたところ約4分100発程度の打上とのこと。
それでも今年から始まったイルミネーションを絡ませての花火撮影は、
前回の庄原で不完全燃焼だっただけに気分が高まった。
23日はどんな花火が上がるのかだけでも確認したかったが仕事で断念。
24日短時間で一発勝負に賭ける。



現地に着いたのは17時過ぎ。
ツネイシフェスの時みたいにグラウンドから上がるのかと行ってみたが花火業者の姿は見えず。
打上時刻までまだ早いが入園して現地調査開始。
と言っても先日撮影済みなので花火が打ち上がる場所だけ確認しておかなければならない。
時間があるので軽く園内を廻り、前回撮影しなかった構図を撮影して切り上げる。
さすがに山の上だけに体感温度は寒く、寒波が来ているので余計に寒い。
打上時刻までの待ち時間を建物の中にあるフードコーナーで珈琲を飲みながら時間を潰した。



19時頃に消防車がやってきて粗方打上場所はプール付近から打ち上がることがわかった。
観覧場所に関してはカメラマン同士いろんな憶測があったが、
メリーゴーランドと噴水の間辺りが良いと係員の説明も満更嘘ではなかった。
しかし打上場所を目視出来ないのであくまで推測しながら
メリーゴーランドと上下に移動するイルミを前景に構図を練り三脚を置いた。

19時30分、カウントダウンと共に花火が打ち上がる。
単発は予想より左側に上がり完全に木にかかってしまった。
若干場所を移動して態勢を整えるが、
連発は想定していたところから打ち上がり、無理に場所を移動することも無かったと後悔。
4分もあったかどうかの時間だったが、ラストはクロスを絡ませた銀菊の連打があったりそれなりに楽しませてもらった。


白い木とメリーゴーランドの間から上がり、
外灯がシルエットとなってしまった。。。

昔を思うと遊園地も随分寂れてしまい、みろくの里の閉園もいつか現実になるのかと思っていたが、
今日は駐車場が満車になるほど大盛況。
急遽打ち上げられた花火が、みろくの里はまだまだやれるという証だと思った。
駐車場は無料、入園料もリーズナブルで家族でみじかに楽しめる遊園地は備後地区にとって稀少な場所なのには間違いない。





写真館 二千年一夜