上市臨川庵跡のイロハモミジ群〜広島県総領町






庄原備北丘陵公園で花火が上がる情報を得て、久々にイルミ撮影に出掛けることにした。
庄原に行く道中に総領町で美しいカエデがあることを去年知ったので、
一年越しで撮影に寄ってみた。
現地に着いたのは14時頃。
車を止めるところが無いので道の駅に止めて700mほど歩いて現地に向かう。
14時過ぎだったことから既に太陽が山に隠れているのでは?と心配したが、
ちょうど日差しがカエデの葉を透過して一番美しく見える時間帯に出会えた。
しかし今にも太陽が山に隠れそうなので急いで撮影開始。
敷地内には県の記念物に指定されている大きなカエデの木が2本。
推定樹齢は200年。
少し上にお堂があるが何かの跡地ということで殺風景な景色と
電線、倉庫があったりと障害物があったり構図は限られてしまう。
午前中は西から狙うのが良いが電線があり撮影に支障あり。
それを考えると撮影時間帯として12時から14時30分がベストタイム。
14時30分を過ぎた辺りから徐々に下の方から日陰になっていった。
訪れる人は殆ど居らず同業者もいないのでストレス無くシャッターが切れた。
色付きが悪いといわれた2011年の紅葉事情。
ここのカエデも例年に比べると真っ赤に染まっている訳ではないが、
それでも最後に綺麗な紅葉を撮影出来て良かった。



※巨木群と言われる割には2本しか無いと思い、後から調べてみると
跡地に2本、西に離れた墓地に16本あるとのこと。


上市の集落の北側,国道との比高約10m,海抜280m内外の南向き山裾に臨川庵(法福寺)跡があり,
その西方約100mに共同墓地がある。
この地域にイロハモミジがそれぞれ16株(以上墓地),2株(寺跡),計18株生育している。
イロハモミジ(一名タカオモミジ)は福島県以西の本州,四国,九州,朝鮮半島南部に分布する落葉広葉樹で,
庭園樹としても広く植栽されている。
成長が遅いので胸高幹囲2mを超えるものは大木といえる。
胸高幹囲3m以上の木は全国的にも少なく,変種のヤマモミジ,オオモミジを含めても10余件が記録されているにすぎない。
「上市のイロハモミジ群」は,最大のものは胸高幹囲3.25m,
そのほか胸高幹囲2mを超えるものを9株も含み全国でも稀にみる大木群である。
(広島県の文化財参照)




庄原備北丘陵公園
ウィンターイルミネーション〜広島県庄原市




少し早いが早く行かないと駐車場が混雑するので16時頃に到着。
第一駐車場は既に満車になっていたがその他は空いていたので北入口に近い第5駐車場に止める。
北入口では庄原さとやま博が開催されて各ブースに行列が出来ていた。
今年は去年より10万球多い60万球が灯るイルミ。
新たに北入口会場で日本列島や実物大の「はやぶさ」イルミが点灯される。
北入口から1.7キロ20分ほどかけて中入口会場に移動。
その道中でもイルミネーションが用意されて飽きさせない演出になっていた。
中入口会場はメイン会場だけに凄い人で点灯カウントダウン待ちや屋台ブースに並ぶ客で混雑していた。
今回の目的はイルミと花火のコラボレーション撮影。
去年は1日限定だったが今年は3日間打ち上がる冬花火。
300発5分の打上とのことだが、庄原のイルミと絡ませられる貴重な花火だ。
大概園内で打ち上がる花火は大芝生広場かららしく、
北入口からだと遠いので中入口からがオススメとのこと。
クリスマスツリーと絡ませて狙う構図を練り、後は打上の19時30分を待つ。



時間があるので中入口を一回りし、あまりにも夕暮れが綺麗だったので、
17時30分の点灯カウントダウンと共にイルミ撮影を開始。
演出は微妙に変わっているが、過去何度か撮影しているのでイルミ撮影は程ほど済ませる。
19時30分、花火が打ち上がる。
5分で300発が打ち上がるのでかなり濃い内容だと期待していたが、
終わってみると到底300発とは思えない演出で、
しかも予想していたより右側から打ち上がり構図を練り直しているうちに5分が経ち終了。
なんとも不完全燃焼に終わってしまった。




シャンパンツリーより右側から打ち上がる。

再び北入口会場に戻ると既にさとやま博も終わり祭りの後。
真っ暗になった空の下より今日のような綺麗な夕暮れをバックに撮影すれば北入口会場のイルミ撮影は面白かったかもしれない。
はやぶさを撮影して終了。
次回の花火打上は12月11日。
はやぶさと絡ませる構図を考えていたが、北入口からだと少し遠いかな。







写真館 二千年一夜