はかた夏まつり〜愛媛県伯方町






今年で3度目の撮影となる伯方の花火。
去年撮影しているので今年は他所を計画していたが、
たまには母方の実家である瀬戸田に顔を出しておこうと瀬戸田の帰りに伯方へ行くことにした。
会場に着いたのは16時頃。
雷雨が心配されたが幸い瀬戸内海は秋のような爽やかで綺麗な空が広がっていたが、
妙に風が強いのが心配だった。
本部へ行ってみると何やら担当者がざわついているのはその風のせいのようで、
この時間になっても台船が定位置に着いていなかった。
もしかして花火大会は中止!?
そんな不安が過ぎるが、停泊していた台船が動き出し沖の方へと向かって行き一安心。
ただ妙に距離が離れているのは気のせいだろうか。
今回は15号玉が控えているので風を考慮して必要以上に保安距離を取ったのかもしれない。
去年から帰省に合わせて13日固定日となり、訪れる人も年々増えているようで、
今年は15号玉を含む6000発の打上など大会自体も年々盛り上がりを見せているようだ。
しかし四国の花火大会の中では、あまりメジャーではない穴場的大会であり、
個人的にはとても好きな花火大会の1つである。



去年と同じ場所で狙おうと考えていたが、
それでは面白くないので、台船の位置を考えて今回は会場北側の造船所横から狙うことにした。
幸い駐車場も目の前にあるので帰りも楽だが、
ビーチに仕掛けられている小型煙火は見ることが出来ないのは残念。
あとはトイレも露店も何もない殺風景な場所でオマケにアナウンスが聞こえず寂しさが漂うが、
シャトルバスの停留所になっているので、時間が経つにつれて続々と人が押し寄せていた。
目の前の大駐車場も気付けばほぼ埋まっており、
穴場的花火大会も13日になったことで知る人ぞ知る花火大会へと成長していたのかもしれない。
混雑を避けて盆を外す花火大会もあれば、
帰省に合わせて花火を見て欲しいと思う花火大会は会場の雰囲気に優しさを感じる。
日差しはあっても今日は涼しくて夏とは思えないような優しい暑さだ。



あれだけ強かった風も風速3m/sまで収まったらしく、これで安心して花火大会が開催される。
アナウンスが聞こえないのは誤算だったが、
20時00分前にオープニングの15号玉が意表を突いて打ち上がった。
その後は少し控えめに打上が始まり、いつもながら怒涛の尺入り一斉打ちで幕開けだっただけに予想外なスタート。
やはり台船の位置が離れているのか、尺玉が上がってもイマイチ迫力が感じられず、
35mmくらいに合わせ尺玉が入るくらい余裕の距離感があり撮影はし易かったが、
迫力のある伯方の花火を知っているだけに観覧するにはあまり面白くない。
思いのほかシンプルな展開で進むが、恒例のドラえもん花火は今年もお目見え、
相変わらず千輪や変わった形のした大玉など上がり、きっと会場では盛り上がっているに違いない。
40分ほどの打上でラストは、カネコの現場ではあまり見慣れない斜め打ちを入れた冠菊の一斉打ちで終了。
帰りの迂回路はインターチェンジの目の前に出るので、5分くらいで伯方島を脱出。
家に着いたのは21時30分と花火大会撮影最短の帰宅だったかもしれない。


駐車場に国友鉄砲火薬店の車が!




写真館 二千年一夜