ハウステンボス カウントダウン花火〜長崎県佐世保市






クリスマス寒波に引き続き大晦日寒波なるものが日本海全域に広がり、
中国地方は朝から山陽道や中国道は冬用タイヤ規制になっていた。
そんなこともあろうかと事前に冬用タイヤを履いておけば問題無かったが、
年末の仕事の忙しさで履き損なってしまい緊急事態。
当初、8時頃には出発したいと思っていたが、
少し様子を見て最悪、帰省出来ないことを考えて近場のカウントダウン撮影でもしようかと思ったが、
何とか12時過ぎには帰省ルートは解除になっていた。
13時に家を出発。
帰省ラッシュに巻き込まれることを考えて21時頃着を考えていたが、
これが意外と通常日並の少なさで、トラックも姿を見せず冬用タイヤ規制の影響なのか、
はたまた31日が穴場だったのかはわからないが、とにかくスムーズに帰ることが出来て、
19時頃には佐賀に到着した。
少しだけ一休みして紅白歌合戦が始まる頃にハウステンボスへ出発。
既にこの時点で恒例の第一部のオープニング花火は終わってしまっているが、
まだ明るい17時30分から打ち上がるオープニング花火に特に興味は無かった。
本来であればオープニング花火こそカウントダウン花火とはまた違う演出で見応えがあるのだが、
案の定、明るいうちに上がった花火は特に普通の花火が上がったらしい。

行きは高速を使わず、有田波佐見経由で山を越えたらハウステンボスというルート。
これがまた大晦日のせいか快適な道のりで1時間30分くらいで到着。
今回で3度目の挑戦となるハウステンボスカウントダウン花火。
敢えてA地点、B地点で撮影してきたので今回はC地点で撮影というより、まじかで見てみたい気持ちがあったので、
そこを選んだ訳だったが、通常なら立ち入り可能なはずが今日は立ち入り禁止になっていた。
園内での花火撮影は未だ試みたことは無いが、何分カウントダウン料金で破格な値段になっているのでうかつに入ることは出来ない。
さてどうしたものか・・・2年前大雪を間逃れて撮影したものの大風に花火が流されたA地点で撮影することに決めた。
少し距離はあるものの園外で撮影するには特等席と言って良い場所であるが、
若干わかりずらい場所なのでまさに穴場的スポットなのである。
2年前の記憶を辿りながら何とか着くことが出来た。
カウントダウン2時間前。
テレビを見ながら先ほどコンビニで買った弁当を食べて時間を過ごす。
今日は満月も出て最高のコンディションだと思っていたが、
何やらフロントガラスに水滴らしきものが・・・雨!?
その水滴は次第に増して時折本格的に降り出す強さになってきた。
まさかの満月の空から一転である。
しかしその雨も止んだり降ったり時には月や星が出たり目まぐるしく変わっていった。



カウントダウン30分前に機材をセット。
幸い雨は止み星が出ていたのでこのまま持ち堪えてほしい。
目まぐるしく変わる天気なのに不思議と怖いくらい風は無く寒くないが、
ここに来ると2年前の恐怖が甦る。
天気予報では今晩から朝にかけて雪マークになっているので、
この雨が場所によっては雪になっているかもしれない。
時間が経つに連れてどこからとなく人がやってくる。
近年ではスマホを手に取り、詳細な地図を見ながら穴場を探している人もいるようだ。
こんな狭い道でも1ボックスで走ろうとするのだからチャレンジャーである。
そして対向車と出会い立ち往生。
カウントダウンまで刻一刻と迫り、会場ではライブも盛り上がりのピークを達しているようだった。
24時00分、カウントダウンと共に花火が打ち上がる。
風向きは思いのほか悪く幸い右方向斜め前に流れてくれたのは不幸中の幸いだろうか。
去年みたいにB地点での撮影だと完全にアウトだった。
おまけに雨も降り出し、念のため傘を持参しておいて撤退だけは間逃れたが、
レンズワークが出来ず、ほぼ同じ構図での撮影となってしまった。
花火の内容に関しては、2年連続観覧しているせいか感動は薄く物足りなさがあり、
ひたすら同じ内容の花火を打ち上げているような感覚があった。
確かに2年前の動画を見て差は明らかになる。
園外から撮影しているので花火に関して文句は言えないが、
これでは来年は入園料を払ってまで撮影する気が起きるかどうかはわからない。
オープニングといいカウントダウンといい一体どうしたのか!?
その理由は1月2日の新春花火の内容に答えがあったようだが、
残念ながら親戚付き合いの予定があるのでその答えを確認することが出来なかったのが残念で仕方ない。

花火の内容はともかく、カウントダウン花火を16分間ひたすらワイドに打ち上げるのは、
日本でもここだけではないかと思われる。
それだけでもやはりハウステンボスは凄く、大勢の人が集まり魅了されていたに違いない。
降っていた雨も気付けば止んでおり、2013年良いのか悪いのか微妙なスタートを切ったが、
今年もカウントダウン花火が撮影出来たことだけでも良いスタートを切ったと思い、
今年1年も何事も無く撮影出来ることを願った。
神社には行かないがこれが私ならではの初詣なのである。
帰りのルートは混雑を避けるべく東彼杵IC経由で帰ったが、
快適な道のりではあったものの、武雄方面はかなりの風雪であった。





写真館 二千年一夜