西大寺会陽冬花火〜岡山県岡山市






2002年初観覧以降、今年で11年目の撮影となった西大寺会陽冬花火。
ちなみに花火は10年連続だが裸祭りは1度観覧したのみで撮影は1度もしたことが無い。
去年から花火打上が21時から19時に変わり、仕事があれば諦めようと思っていたが、
今年も仕事が休みで無事に行く事が出来た。
笠岡の道の駅で昼食を食べた後、15時頃に下道で岡山へ向かうが、
相変わらず渋滞が激しく、現地に着いたのは17時過ぎ。
道中、吹雪に遭遇するも何とか雪雲を抜け出して西大寺には眩しい西日が射していた。
いつものところに車を止めて河川敷をのんびり歩き、久々に西大寺境内を散策して祭りの雰囲気を楽しむ。



毎回のことながら撮影場所は打上対岸の正面か打上側土手上流のどちらかの選択肢。
いつか澄み切った夕暮れ空を背景に花火を狙いたいと構図を練っているが、
今年も生憎の雪雲に阻まれていた。
風向きも微妙に上流側に変わっているので撮影するなら打上対岸の正面がベストではあるが、
来月末に長崎に帰る写友が打上側上流土手に居るので、敢えてそちらで撮影することにした。


安定しない風向き


雪雲が無ければ・・・

現場を見ると今年も去年と同じ二箇所からの打上という演出で、
特に小型煙火のワイド打上といった演出は無さそうだ。
対岸からだとラストの二箇所打上怒涛の演出が楽しめるが、
川幅が350mほどあるので迫力はイマイチ欠ける。
一方、打上側からは300mほどなので迫力満点。
400mと少し距離があるが雄川橋から撮るのも面白いかなと思いつつ未だ撮ったことが無い。
ちなみに西大寺境内からは800m以上離れている。
19時00分、花火打上。
怒涛のスターマインで始まり、単発、小型煙火、和火の連打、そしてラストは二箇所打上によるスターマインで終了。
内容としては去年とあまり変わらないように思えたが、
見る場所が違ったので迫力もあって楽しませてもらった。
いつか撮りたいと思っていた夕暮れ時の花火撮影だが、
打上時刻が19時に早まったと言えど、この時期の19時は既に暗くなっているため、
18時30分くらいに事前露光しておかなければならない。
オープニングの怒涛の花火を撮り込むには70mmくらいに合わせれば良いかと思ったが、
5号の入ったスターマインだと35mmくらいがちょうど良い。
来年はこれで挑戦してみようと思う。

足のつま先まで冷え切ったので急いで機材を片付け撤収。
西大寺会陽はこれからが最高潮だが、
寒いので今年も早々と西大寺を後にするのでした。
渋滞も混雑も無い特等席で花火を観賞出来る春の訪れを感じる恒例のイベントはこうして無事に終了した。






写真館 二千年一夜