庄原備北丘陵公園ウィンターイルミネーション〜広島県庄原市






紅葉が終盤に差し掛かる晩秋の頃、
各地でイルミネーションの点灯が始まる中、
広島県庄原市の備北丘陵公園でイルミネーションの点灯式が行われようとしていた。
県内一と言ってもいいくらい素晴らしいイルミスポットだと思うが、
それだけに来場者も多く、過去何度も行っているので特に無理して行くほどでもないのだが、
去年、花火撮影に不甲斐無い結果となってしまったので、
そのリベンジのため庄原へ向かった。



雨から曇りへ変わる天候の中、17時頃に公園に到着。
雨のお陰かいつもなら既に満車になっているであろう中広場に近い第一駐車場に止めることが出来た。
5分くらいでイルミ会場に着くので機材は車に置いて軽く現地調査するものの、
イルミが点灯していないので早々と終了。
中広場にある小さなステージでは、点灯式の司会を務める広島FMのパーソナリティの方がいたので、
いつもラジオを聴いて顔馴染みならぬ声馴染みなので、しばらくステージを見て時間を過ごそうかと思ったが、
急に気が向いてイルミ点灯した瞬間を撮影しようと思い機材を取りに行く。
人気スポットは、入れ替わり立ち代りで記念撮影をする来場者が掃けるのを待つのは至難の技なので、
点灯した瞬間を撮影して早々とイルミ撮影を切り上げようという作戦。
さすがに点灯する前からスタンバイする来場者はいないので。
そしてカウントダウンと共に17時30分に点灯開始。



60万球ものイルミが点灯した瞬間、感動する来場者達に早くも撮影会があちこちで展開される。
今年もスターツリー、シャンパンタワー、壁画など素晴らしいイルミネーションに圧倒されるが、
去年に比べると少し物足りなさがあるようにも思えたのは、撮影者ならではの贅沢なのだろうか。
その分、開催期間が来年1月6日までという、
これは正月に備北に帰省した地元民にとっては嬉しい出来事ではないかと思う。
(12月31日、1月1日は閉園)
予め目を付けていたポイントで撮影するが、例年、ましてや点灯初日、オマケに新聞の記事にも出ていたので、
かなりの人手を覚悟していたが、思った以上の人の少なさにやはり雨の影響は大きかったのかもしれない。
お陰でスムーズに撮影を終えることが出来た。
さて、花火が上がる19時30分まで時間が空いたので焚き火に当たったり休憩室で待機したりと寒さを凌ぎなら時間潰し。
そして打上15分前に撮影ポイントに移動して機材準備完了。
去年の反省を踏まえて今年は完璧だと思ったが、
19時30分、花火が予想外に右側へ打ち上がった。
結局、撮影場所が定まらず200発5分の花火は終了。
去年は300発だったが今年は玉数を減らした分、単発が多かったように思った。
その関係で打上場所を少し変更したのかもしれない。
花火打上残り2日間あるが、そう何度もガソリン代と交通費、入園料、駐車場代をかけて来れる場所やイベントでもないので、
今年の挑戦はこれにして終了とする。


花火はツリーの右手、モニターらしきものの背後から打ち上がる。


その後、20分歩いて北会場へ向かう。
中会場に比べると派手さは無いが、北会場ならではの世界が広がっており、
今年は銀河をテーマに、総延長約400メートルの渦巻き状に並ぶフェンスで立体的に構成。
約6500平方メートルの芝生全体に電飾を広げ、白や緑の光が輝く。
渦巻きの内側に通路を設け、幾層にも重なって見える光の帯を楽しみながら歩ける・・・とのこと。
北会場の食堂で腹ごしらえをしたのが失敗で、
食券機のトラブルでなかなか料理が出てこず、撮影時間が何と消灯10分前。
ただ去年同様、特に撮影意欲が沸かず建物の2階から1カットのみ撮影して消灯と共に撮影終了。
帰りは貸切状態の無料シャトルバスで第一駐車場まであっという間に移動。
さすがに第一駐車場から出ているバスは満車状態で、やはり中会場の方が圧倒的に人気が伺えた。








写真館 二千年一夜