阿伏兎花火大会〜広島県沼隈町





仕事が順調に定時に終わらなければ断念しようと思っていた近場の花火大会。
日中35度を越える熱波が吹く最中、頑張って仕事を定時に終わらせ3年ぶりの撮影となった。
とは言うものの、行く気が無かったので撮影の準備もしておらず、
職場から直行すれば楽だったものの、一旦家に戻り準備を整えて現地へ向かうのだが、
夏休み直前の週末、金曜日だったせいか、どの道を走っても渋滞でイライラ、スムーズに流れず、
家に着いたのは18時50分で現地に着いたのは19時30分過ぎだった。
穴場の花火大会とは言え、さすがにこの時間では臨時駐車場も満車で、
用意している駐車場はどこも満車です!と言われる始末。
仕方ないのでいつも止めているところへ行ってみると空いていたのでそこへ止めた。
阿伏兎の花火といえば、灯篭流しと一緒に撮りたいところだが、
それは以前撮影に成功しているのと、今回は時間が無いので違う場所から狙う。
せっかくの海上花火なので海岸を歩いて海上らしい構図を練りながら歩いたが、
時間が時間だけにぶっつけ本番、適当に歩いて場所を見つけた。



それにしても暑い。
太陽が沈んで夕凪が終われば涼しい陸風が吹くのが瀬戸内海の特徴なのに風が吹かない。
この状態で綺麗な花火が見れるのか不安だったが、
花火が上がる20時前に少しだけ風が吹き出した。
そして20時00分、花火が打ち上がる。
パターンは以前と変わらず、スタマから始まり推定8号玉が披露。
その後、単発をメインに時折スターマイン。
終盤につれて推定8号玉が次々と上がり、最後は冠菊の連打で終了。
僅か20分で派手な演出は無いが、近場で気軽に見れる花火は嬉しいものであり、
シャッターを押す回数は少なかったが、風に助けられて綺麗な花火を見ることが出来た。
地元では毎年「今年が最後」と言われている花火大会らしいが、
芦田川では上がらない大玉が上がるので、これからも続けて欲しいと願う花火大会である。

帰りは渋滞を避けて鞆方面へと大回り。
時間的には40分ほどかかり、渋滞にあうことはなかったが、
帰宅時間はさほど変わらなかったかもしれない。
それにしても長年花火を撮影してきたが、
汗を掻きながら花火を撮影したのは初めてかもしれない。
そういえば18時過ぎに見た道路の温度計は35度を示していた。



写真館 二千年一夜