サマーフェスタ江田島〜広島県江田島町





7月最終土曜日は、1年で最も多いのでは無いかと思うくらい各地で行われる花火大会。
この日は仕事だったので休みが取れなければ近場の笠岡か因島へ行く予定だったが、
午後から休みが取れたので足を伸ばして江田島へ行くことにした。
同じ広島県内といえど江田島までの道のりは片道3時間とかなり遠いので、
17時30分頃に着くように14時30分に家を出た。
順調に車を走らせて予定通り到着。



会場は海上自衛隊の学校で行われ、その構内の広大なグラウンドが駐車場となっており、
学生やその関係者が広い構内を案内してくれた。
HPではシャトルバスの利用を推進していたが、17時30分の時点ではまだまだ満車には程遠い状態。
真っ白な制服を着た学生達はとても新鮮で初々しく、海上保安学校の海神祭を思い出させる光景に似ていた。
会場へ行ってみると、広いグラウンドに盆踊りのステージ、露店などが並び一般客や学生達が盛り上がっていたが、
学生らしい冗談交じりの模擬店などが無いのは学生祭との違いなのか、
もしくは国を守る学生達はそんなことをしないのか。
しかし子供向けの制服試着体験や陸上自衛隊車両の試乗、ペットボトルロケット発射体験など、
家族連れで楽しめるイベントが多く、家族はもちろん学生達も笑顔溢れる光景があちこちで広がっていた。



台船は海上沖にセッティングされており、1つの台船に小玉から尺玉まで載っているため、
最前列である海岸沿いは、尺を狙うにはあまりにも近すぎるに違いない。
そもそも会場が会場だけに一般客が自由に行き来出来る場所はかなり限られており、
海岸沿いのスペースは僅かばかりであった。
会場を一周して構図を練りながら撮影場所は次第に絞られていく。
せっかく有名な校舎があるのだから、花火と絡ませたいがそれは不可能。
せめて会場の雰囲気を出すべく、後方に下がって露店の光を入れて構図を練った。
芝生広がるグラウンドに座り、離れたステージでは少し賑やかな盆踊りが盛り上がっていた。
19時20分過ぎにラッパ隊による国旗降下が終わると、いよいよ花火の打上。
しかし東方面には暗い雨雲が稲光をさせて迫っていたのが気になって仕方ない。



20時00分、尺玉の打上でオープニングスタート。
最近では滅多にお目にかかれない牛尾煙火による尺玉は上々の玉だったが、
その後の小玉の単発は、少し離れていたこともあって少し退屈なパートが続いたが、
扇打ちがあったり、水中花火、連星、和火など多彩な演出を仕掛けて観客を魅了していた。
最後は、尺玉が連続して打ち上がり冠菊で締めくくって終了。
煙の流れはイマイチだったが、久しぶりに牛尾煙火の花火大会が見れたのは良かった。
しかし30分で2000発とは思えない物足りない感情があったのも嘘では無く、
会場の条件を考えて、水中花火や小玉を無くして、
1000発でも良いので5号から10号の単発を増やす演出が良いのではと思った。
帰りはスムーズに帰れるかと思ったが、グラウンドからなかなか出ることが出来ず、
1時間後に構外を出て長い3時間の家路へ向かった。






写真館 二千年一夜