西海橋〜長崎県西海町





GW2日目は恒例の義弟が住んでいる博多で焼肉パーティーなので撮影はお休み。
3日目から再会だが、今年は花付きがイマイチなので撮影の予定は立てていなかった。
しかしせっかく天気が良いので、今まで行ったことの無いところをピックアップしているうちに、
西海がハウステンボスと近いのでドライブがてら行ってみることにした。
西海橋のある公園に着いたのは15時頃。


まったくの情報が無いまま訪れたので、現地についてまず知ったのは日本三大うず潮のうちの1つが西海だということだった。
うず潮の見れる時刻は残念ながら過ぎていたが、潮の流れの速さは感じ取れた。
青い空、青い海、新緑が眩しく、予想外に魅力ある西海橋という被写体に構図を練って撮影に挑む。
西海橋の隣にある新西海橋どちらも自由に歩いて行き来出来るので、
うず潮があれば面白いだろうなと想像しながら見て廻った。
公園から海岸に降りると橋を見上げることも出来て、透き通った海もまた美しい。
早いと思っていた海流も時折、穏やかな川ではないかと思うくらい静かで
海面に橋が写り込む光景がとても新鮮だった。
公園の近くでは西海の魚介類が楽しめる飲食店や遊歩道、展望台など観光地として十分楽しめる場所であり、
橋を渡れば大島にある崎戸地区をドライブしてみるのも面白そうだ。
案内所でマップを貰ったので来年の楽しみにとっておくことにした。




展海峰〜長崎県佐世保市

実は1度行ってみたいところがあり、
ハウステンボスの花火打上が遅いので、足を伸ばして寄ってみたのが九十九島が180度展望出来る展海峰。
夕焼けに染まる九十九島を夢見ていざ展海峰に向かうが、
夕方の佐世保は、車の通行が激しく道のりも狭いカーブが多くてわかりずらいので少々草臥れた。
後になってSSKバイパスを利用すれば苦労なく行けることを知ることとなる。
18時頃に到着。
GWということもあって大勢のカップルが九十九島に落ちる夕陽を眺めていた。
瀬戸内海よりも複雑な島々だが波の無い穏やかな海は瀬戸内海を見ているようだった。
春霞の影響で思っていた夕焼け空にはならなかったが、
広角レンズでダイナミックに、時には望遠レンズで夕陽に染まる海、
そして太陽が沈めば久々にトワイライトフィルターを装着したり、
今回は実験的だったが、澄み切った夕暮れの九十九島を夢見てシャッターを切った。




ハウステンボス世界花火師競技大会
国内予選〜長崎県佐世保市


2日前と同じくGW定番スポットに到着したのはすっかり暗くなった20時。
今日もさほど観覧客はおらず十分過ぎるスペースの中で三脚を立てた。
今日は楽しみにしていた磯谷煙火による打上。
どのような花火を打ち上げるのか、いやどのような花火を上げるのか予想はしていた。
だからこそ楽しみで仕方ない。
磯谷煙火の花火を見るのは、競技大会以外だといつぶりだろうか・・・



20時40分、定刻どおり花火が打ち上がる。
前回より少し距離の近い所にいたせいか、音楽が良く届く。
しかし音楽というより何やら台詞のような声が流れているのは何なのかまでよくわからない。
後に動画で確認すると、どうやらラブストーリーに合わせて音楽が流れていたようだ。
最初の10分は小型煙火ばかりで、過度の期待が仇となり去年の片貝煙火の悪夢が甦りそうだったが、
後半の10分は、まさに磯谷煙火の実力を目の当たりにすることとなった。
今まで見た音楽花火とは違い、ストーリ仕立てで展開していく内容は、
まさに新・音楽花火ではないだろうか。
時には音楽に合わせ花火が上がり、また時にはストーリーに合わせて花火が上がる。
特にワイングラスは、角度も完成度も完璧で音楽の届く場所にいたら、さぞかし楽しめたに違いない。
花火終了後は、いつものコースで大町へ戻る。
賑やかだった有田も波佐見も祭りの後で静まりかえり、いよいよGWも明日で最後だと思うと寂しいが、
来年はどこの業者が来るのか楽しみだ。
ちなみに磯谷煙火が優勝間違い無しだと思っていたが、ワキノアートファクトリーが進出したらしい。




写真館 二千年一夜