備後国府まつり〜広島県府中市






ネットで花火大会情報を検索していると、見慣れぬ花火大会が載っていたので調べてみると、
府中市で行われるドレミファフェスが名称を変えていた。
当初、山陰方面へ行く予定だったが悪天候の日曜日でもあったので予定を変更して久しぶりに行ってみることにした。
名称は変わったものの、花火大会の内容は特に変わっていないようだが、
2005年に見た時よりも打ち上げ場所が桜ヶ丘に変わっており、煙火店も森上煙火になっていた。
打上場所が変わったにしても同じ小高い山からの打上なので、
会場からの撮影は面白くないので、交通規制が行われる前に桜ヶ丘へ乗り込もうという作戦だが、
桜ヶ丘には仕事で何度か走った程度で、どこでどのように撮るか、そもそも撮影が出来るかどうかも確信は無いが、
駄目元で桜ヶ丘へ向かった。



17時30分頃に桜ヶ丘に到着。
家から30分程度で到着する近場花火大会3本の指に入るくらいの近い会場である。
桜ヶ丘を下ったグラウンドが会場となっていたが、
日中雨が降っていたせいか観覧場所である会場もすっかりガラガラ状態。
これから混雑が始まるのかもしれないが、その状況はわからないまま桜ヶ丘に留まった。
雨が降ったり止んだりの変わりやすい天候だったが、雨が止んだタイミングで桜ヶ丘を探索する。
時々、折り込み広告で桜ヶ丘住宅の案内が入っているが、
久しぶりに見る桜ヶ丘はすっかり住宅街になろうとしており、
府中市も助成金を出して呼び込もうとかなり力を入れているようだが、
場所が場所だけにまだまだ住宅団地と呼ぶには程遠い状況だった。
そんな団地内で花火が上がるので、当然のことながら大きい花火は上がらないのは予めわかっていたが、
小高い山から打ち上がるので小玉でも迫力のある花火に見えるのかもしれない。
しかしお祭り会場と花火会場が離れているイベントは全国各地たくさんあるが、
ここのお祭りも小高い山から上げるのではなく、芦田川から上げる案は無いのかと思う大会である。



19時より桜ヶ丘への通行規制が始まるので、それを知っている地元の人達は早々と車で乗り込み、
また少しでも近くで見たい人は急な坂道を上って見に来る人、
そして団地にある会社の駐車場では、あちこちでバーベキュー大会が開かれており、
メイン会場とは違うもう1つのお祭り会場かと思うような雰囲気だった。
花火打上より下にならない場所を探して、何とか同じ目線くらいの場所を見つけて三脚を立てらせた。
雨は止んだがいつ降り出すかわからない天候に蒸し暑い風がこれから行われる花火大会の運命を左右させる。
大玉は上がらないが久しぶりに近いかぶりつきの場所を確保し、
これまた久しぶりに見る森上煙火の花火を楽しみにしながら定刻を待っていた。
20時00分の打上を待たずして、まさかの3分フライングで花火が打ち上がる。
単発、時折スターマインというような展開で3000発を1時間かけて打ち上げる。
小型煙火が無い分、単発でかなり時間を稼ぐ演出だったように思えたが、フィルム撮影なので観覧に集中した。
昨日の牛尾煙火に引き続き、森上煙火も自社生産による花火玉を打ち上げるので、
発色の良さや創造花火、そして菊先光露する和火など美しい花火を披露してくれた。
風の掃けはイマイチだったが、雨に降られることなく無事に終了。
帰りもスムーズに帰ることが出来て、やはり近場の花火大会は楽で良い。



写真館 二千年一夜