みたらい湾花火大会〜山口県光市







晴れ渡る秋の空、台風の影響で季節外れの暑さも徐々に和らぎ本来の秋の風が吹く中、
今日は、いくつか花火大会が行われる中、久し振りに光市みたらい湾の花火を見に行くことにした。
たまたまネットでみたらい湾の花火を検索していると、
4箇所による打上、総数4000発と以前見た時よりもスケールアップしていたので、
どれほど変わっているか少し楽しみにしていたが、
今日は天気が良いので気分的に山よりも海岸沿いをドライブしたかった。
13時30分、少し早めに家を出て、みたらい湾の前に由宇町にある銭壺山に向かう。
カメラマンの間では、その山頂の途中にコスモス畑があることで知られており、
瀬戸内海と一緒に撮れる場所として人気スポットになっていた。
15時30分頃に現地に着いた時は、既に太陽が山に隠れコスモス畑に日差しは当たっておらず、
せめて14時頃までには到着しておいた方が良さそうだ。
それよりも先日の台風の影響か、見頃を過ぎて花はまばらに咲いていた。



青い空と青い海を横目に気持ちよく海岸線を走り、
みたらい湾に着いたのは17時頃。
会場近くに臨時駐車場が用意されていたのでそこへ止めたが、
まだ10台ほどしか止まっていないところが季節外れならではののんびりしたムード。
会場も混雑しておらず、逆にどこで撮ろうかと思ってしまうくらい空いていたが、
前回同様西側から狙うつもりでいた。
ところが西側だと4箇所カバー出来ないので反対の東側から狙うことにした。
光市の花火といえば、夏と秋の2回行われるが、
今年から趣旨を変えて、夏は尺玉を中心とした豪快さ、
秋は打上数を増やして豪華さを出しているようだが、
どちらにしても打上業者を考えると華麗さは期待出来そうに無いが、
その分、どのような演出で楽しませてくれるのかが見所。



先日までの暑さが嘘かのごとく今日は寒く、
本来がこの寒さだと思っても今までの暑さに体が慣れているだけに余計に寒く感じるので久々に辛い待ち時間となった。
19時30分、カウントダウンとともに花火が打ち上がる。
オープニングから豪華に4箇所から打上と狙っていたが、世の中そう甘くは無く、
両サイドから二箇所打上でスタート。
風の強さで煙が掃けて秋ならではのクリアな状態で花火を楽しむことは出来たが、
演出がイマイチよろしく無い。
打上数を増やすなら最後の目玉として4箇所から音楽花火による同時打上といった演出があっても良かったのに、
せいぜい上がるのは4箇所の中からどこからか2箇所打ち上がる展開。
大玉が無い分、得意の体感花火すら感じることが出来ず、
前回が意外と楽しめただけに残念な内容だった。

みたらい湾の花火は、歴史的には60年と古く、
夏の花火大会で中断はあったものの地元の協力を得て復活した地域密着型の花火大会。
それならもう少し主催者が花火の知識を得て、演出を提案するくらいの力を入れてほしいが、
そこまで要求するのは花火愛好家だけかもしれない。



写真館 二千年一夜