尾関山公園〜広島県三次市






台風の当たり年と記録的猛暑だった2013年。
台風が多いと葉がダメージを受けて綺麗な紅葉は期待出来ないのだが、
雨が多い分、色付が良いらしいがあまり期待せず今シーズン初めて紅葉撮影に出掛けた。
立久恵峡へ行く予定だったが、せっかくなので尾関山公園に寄ってみた。
霧の名所である三次だが、案の定、10時に着いた頃は晴れの予報なのに曇り空で陽射しが当たらず、
オマケに綺麗に色付いて無いので感動はイマイチ。
さっさと次へ行こうと思っていたが、徐々に霧が掃けて陽射しが当たると、
綺麗に色付いている紅葉を見つけて撮影した。
尾関山公園の紅葉はライトアップするので、
どちらかというと夕方に訪れた方が感動は大きい。
タイミングが良ければ綺麗な紅葉が楽しめそうだが、
桜の名所でもあるので、どちらかというと撮影スポットというより散策スポットのような名所である。



尾関山公園から道路を渡ってすぐに枝垂れ桜で有名な鳳源寺があり、
そこの紅葉は個人的には尾関山公園よりも好みで、
いつか晴れた明るい時に訪れたいと思っていた。
尾関山公園がイマイチだったので心配したが、
予想以上の色付きの良さに思わず感動してしまった。
紅葉スポットとして紹介されることは無い場所なので、
撮影ポイントも限られるが、それでも美しい色付いた紅葉を見て、
やはり1年に1度は綺麗な紅葉を見て心癒されたいと思った。




立久恵峡〜島根県出雲市

尾関山公園の駐車場も12時になれば満車となるほどの賑わい振り。
少し立ち寄る程度だったのに思いのほか時間を費やしてしまったので、
急いで今日の本命である立久恵峡へ向かった。
尾道松江道の一部開通で出雲方面のアクセスが非常に楽になり、
今回、前々から気になっていた立久恵峡へ行ってみようと思った。
三次から掛合吉田IC経由で県道39号、国道184号線を走り1時間30分ほどで到着。
せせらぎの音すら聞こえない穏やかな流れの渓谷に、
大分の耶馬溪を思わせる巨岩は迫力があったが、
本当に紅葉の名所か?と思うくらい色付いている木々が無く、
オマケに14時なのに渓谷に陽射しが当たらず、とても薄暗い景色になっていた。
山肌部分は太陽が当たっていたが、撮影する気になれず結局1時間ほど散策して撮影することは無かった。




庄原備北丘陵公園
ウィンターイルミネーション〜広島県庄原市


来た道を戻り、高野ICで降りて庄原へ向かう。
途中、川北の柿の木に寄ったが、
どうも実りがイマイチで以前訪れたより感動は無かったので撮影は断念。
真冬の雪深い時期の方が絵になるかもしれない。

庄原の丘陵公園に着いたのは17時前。
去年もそのくらいの時間帯に着いたが雨上がりだったので中入口の駐車場に止めることが出来たが、
今年は天気が良かったせいか、既に満車で北入口やその中間の第二駐車場もかなり車が止まっていた。
イルミネーションは北と中の二箇所で披露されており、
メインが中入口、サブとして北入口となっているが、
今年は北入口にもかなり球数を増やしているように思えた。
ステージも設営されて、ゆるキャラやテントブースが多数出店されて盛り上がっていた。
北入口からシャトルバスで中入口へ移動出来るが、
運動のために2キロの道のりを歩いて中入口へ向かった。



中入口に着いた頃は17時30分を廻り点灯式が終わっていた。
相変わらず凄い人出だが、イルミネーションは何故か今までに無くスケールダウンしたように思えたのは、
何度も訪れているから慣れてしまったのか、それとも北入口に球数が移動したせいなのか。
そういえばお馴染みのシャンパンツリーも北入口へ移動していたが、
毎回中入口が混雑するので、分散する意味で北入口を賑やかにしたのかもしれない。
北は北なりに毎年凝った演出をしているので嫌いではないが、
やはり中入口に比べると少しシンプルな演出である。
そんなこんなでイルミ撮影はせずに花火のみの撮影となった。
その花火も今年は去年より50発少ない150発。
その分、大玉を期待したのだが・・・
19時30分、花火が打ち上がる。
約5分、特に例年と変わらない内容だが、
50発少ない分、最後の連打に迫力が無く終わった。
過去2年連続、ツリーを絡ませて撮っていたが、
今回は、場所を変えて光る森を絡ませて狙ってみた。
ここに花火が上がれば理想だと思いながら、いつも違うところから花火が上がるので、
花火の筒が直視出来ない分、過去の記憶が頼りだが、
今回は念密にスタッフに聞いて場所を決めたので、
予想通りの位置に花火が打ち上がり、手応えのある写真が撮れたに違いない。



再び北入口に戻るべく2キロの道のりを歩き、
冷え切った体を暖めるべく、スナックコーナーで夕食を済ませ、
そうこうしているうちに閉園時間の21時が迫っていたので、
急いで北入口のイルミ撮影を行った。
今年は雲海の上を飛ぶ白鳥を演出したイルミで建物の2階から見ると立体的に見えて写真も撮りやすい。
国兼池の対岸の森もライトアップされて、やはり今年は北入口に予算を投入していたに違いない。
イルミ撮影後は、近辺の雲海撮影に望みたいところだが、
明日は天気がイマイチなのでそのまま大人しく帰宅。
しかし月がとても綺麗で本当に明日は天気が崩れるのだろうか。
今年は秋が短いので貴重な休みの晴れは大事にしたい。





写真館 二千年一夜