鳥取市民納涼花火大会〜鳥取県鳥取市





例年に比べると少し遅いが今日から4連休の夏休み。
一年でも連泊で遠征出来る唯一の夏休みなので今年はどこへ行こうか計画を立てた結果、
鳥取市を皮切りに丹後地区を廻って最後に猪名川の花火で締めることにした。
前々から行ってみたかった丹後の風景、宮津灯篭流しの花火など楽しみ満載の旅の幕開けです。

連日の猛暑で初日から遠征はキツイので、やはり近場にしようかなと弱気になったりしましたが13時30分に家を出発。
鳥取までの道のりは高速が無かったので以前は凄く遠いという記憶が残っているが、
今では佐用から無料高速道路が開通して随分便利になったらしい。
後になって気付いたが、今日は平日なので高速道路の割引が3割引とスタートから痛い出費。
すべて高速道路を利用せず、和気から国道374号線を北上して美作から中国道にのって北上するルートを選ぶ。
実は美作までの道のりは、岡山道を利用するのとさほど時間は変わらないので、
去年の勝央、最近では勝田へ行く際に走った御馴染みコースなのである。
途中休憩をとりながらも、初めて利用する鳥取自動車道を快適に走って鳥取市に着いたのは予定通りの17時頃だった。

 

まだ交通規制していない会場周辺を走りながら駐車場を探すものの、
臨時駐車場というのは用意されておらず、
河川敷周辺も通行禁止となっているので有料駐車場に止めなければならないが、
鳥取市街地は広い駐車場に数件に並ぶモールが多数あり、
地元の人は、会場が近いことからモールの駐車場に止めて会場へ行っているらしい。
それを知ってか店側も特に駐車に関しては規制されていなかった。
(一部小さい駐車場を構えている店を除く)



車を止めた後、時間があるので会場である千代川の河川敷を散策。
あれだけ暑かった猛暑が嘘かのごとく涼しく心地よい風が吹いて、
1キロ近くある八千代橋から千代橋までの堤防を歩いた。
その橋の間が主な観覧場所となっているはずなのに、
打上近くの堤防附近は18時を廻っても全然余裕のあるのんびりとした会場。
鳥取市の花火大会だけにもっと混雑が予想されると覚悟していただけに少し拍子抜けしたが、
実は鳥取駅から近い千代橋附近に観覧客は集中していた。
最大5号玉といえど少し距離がある場所だが、
混雑を避けて早く帰りたいという気持ちから千代橋に集中している気持ちもわからんでもないが、
やはり花火は程よい距離で見てほしいものです。
交通規制が始まり、広い県道26号線には車1台も姿が見えず、
まるでゴーストタウンになったかのよう。
そのせいで他所では激しい渋滞になっているのだろうけど。

 
※千代橋からでも観覧可能。少し遠いが・・・

会場の河川敷を一周した結果、西側の上流から狙う事にした。
構図決めのポイントとしては、背景に鳥取市に建ち並ぶマンションの夜景や提灯の灯かりが入り、
鳥取市らしい花火写真にしたかったこと。
止めた車から近いとか、西日が当たらないとかいろんな理由もあるが、
肝心の風は、風下だったがいつもながら構図優先なので致し方ない。
先ほど会場でもらったプログラム、というより新聞を見ながら時間を過ごしたが、
さすが日本海新聞主催というだけあって、豪華な内容の新聞だった。
打上時間が近づいても広い会場なだけに窮屈しないゆったりとした西側の会場。
機材をセットして打上時刻の20時を待つ。
そしてかすかに聞こえるアナウンスを頼りにカウントダウンで花火大会スタート。
怒涛のスターマインで牡丹が咲き乱れ会場を圧倒。
予想通り風下の悪条件ではあったが、川に沿って煙は流れていったので撮影に支障無し。
21のプログラムに沿って花火が打ち上がっていくが、
ここの花火大会の特徴は、一般公募した花火絵画コンクールで最優秀に輝いた作品が花火として打ち上げられる。
今年選ばれたのは、スイカ、サクランボ、ドルフィンの3作品。
ドルフィンはさすがに花火で表現するには難しかったかもしれないが、
サクランボは、ピンクの小花が2つ咲いて見事にサクランボを表現していた。
その他、音楽に載せてピットくんやウーホー君、花火の説明を交えて打ち上がる花火教室、
スターマインのパートも多く、単発は種類豊富で型物も多く会場を楽しませていた。
正直言うと、あまり期待していなかったのが今まで足を遠ざけていた理由であったが、
実際に見てみると、もっと早く来ていれば良かったと思ってしまった。
北陸火工の演出は、人によって評価が分れるが少なくとも鳥取市で見た演出はかなり素晴らしく、
特に印象深かったのは目の前に広がる柳の一斉打ちは、これが本当の空中ナイアガラだと思った。
最後の冠菊の連打は少し物足りないものがあったが、
それでも1時間十分楽しませてもらいました。

帰りは当然のことながら大渋滞していたが、1時間もしないうちに渋滞が掃けてしまう驚きの早さ。
特に急いで出発することも無かったので、少し仮眠して日付が変わる頃に2日目の旅が始まった。






写真館 二千年一夜