お祝い夢花火〜山口県山陽町






2005年を最後に訪れていない山陽町のお祝い夢花火。
時は流れ、11月から10月最終土曜日に変更となり、まつり山陽の前夜祭だった花火大会も、
今年は祭りが中止となって花火大会が独立したイベントになったらしい。
前々から行こうと思っていたものの、スケジュールが合わなかったり、天候が悪かったりして8年という時が流れたが、
今回は大型の台風も無事に去ったので、ようやくチャンスが訪れた。
花火会場は昔と変わらず埴生漁港で、アクセスは埴生ICを降りてすぐだが、
高速道路を利用しなくても、距離や時間はさほど変わらず、
少しでも交通費を節約すべく、山口南ICで降りて一般道で向かうことにした。
山口南ICから埴生漁港までの道のりは、交通量も少なくバイパスもあり走りやすい。
13時前に家を出て、休憩や昼食をとりながら現地に着いたのは17時前。
駐車場は、山陽オートレース場や埴生青年の家で無料シャトルバスで会場入りとなるが、
実はもう一箇所駐車場があり、運良くそこに止めることが出来た。



季節外れということもあり、人の動きは遅く会場内もさほど混雑していない様子は昔と変わっておらず、
時間潰しに会場内を散策してプログラムも入手したが、
凄い数の個人協賛メッセージや企業スポンサーでこの花火大会が支えられていることがわかる。
露店を通って西側の一般席も行ってみたが、
撮影する場所は狭く撮影はしづらいが、風向きを考えると西側の方が向いているかもしれない。
一方、東側は人も少なくのんびりして漁船も止まっていることから雰囲気が良く、
カメラマンが集中しているのもわかる気がする。



18時00分、オープニングイベントにより協賛会場ではライブなどで盛り上がっていた。
18時30分、花火大会が始まるのだけど、花火が打ち上がる前にメッセージを読み上げる内容は昔と変わっておらず、
寒い夜空の下で延々と待つことになる。
花火を打ち上げるのは西日本花火だが、昔と変わっていなければ元請は紺箭銃砲火薬。
そういうこともあってか、同じ演出業者でも先日見た、みたらい湾の花火大会とは比べ物にならないくらい素晴らしい内容だった。
しかし、長い・・・長すぎる。
18時30分に始まり、終わったのが21時。
せめて読み上げている間に単発でも上げてもらえれば寒さも苦にならないが、
待ち時間はひたすらメッセージのアナウンス、時には企業宣伝、イベントの紹介、レポートなどを聞きながら待たなければならない。
1つのプログラムに花火が4分打ち上がったとして、
次の花火が打ち上がるまでどれくらいの待ち時間があるかが想像出来る。
もしかして露店で買い物をしてもらおうとわざと間を長くしているのだろうか。
たしかに個人協賛でも協賛席に入れて、露店で買い物が出来るので待ち時間も苦にならないし、
スクリーンに映し出されるメッセージを今か今かと心待ちにしている協賛者にとっては楽しみの時間帯かもしれない。
8年前の時も長いと感じた進行だったが、それが今も変わっていないのなら、
地元の人達はそれなりに花火の間の待ち時間を有意義に過ごしているに違いない。



プログラムが進むにつれて、打ち上がる花火も豪華となり、時に水中花火、時に数箇所から打ち上がる小型煙火、
時に大玉が打ち上がり、人々を魅了した。
すっかり定着した山陽パイロミュージカルも素晴らしい演出で怒涛の冠菊で締めくくったかと思いきや、
最後のプログラムにもう1つの怒涛の冠菊の連打が用意されているのだから驚いた。
風も程よく流されてクリアな状況で見れたのも良かったが、
季節外れの時期に、このような素晴らしい花火大会があることが嬉しく思った。
終了時刻が20時くらいであれば言う事は無いのだけど。

帰りは渋滞に巻き込まれる前にスムーズに脱出。
今日は台風も去って天気にも恵まれたと思っていたが、
少し東に車を走らせていると何と雨が降ってきた。
北九州方面に厚い雲が広がっていたが、埴生漁港上空は星が広がっていたので、
山口県内は天気が良いのだと思っていたが、少し場所が違っていれば雨の中の撮影になるところだった。





写真館 二千年一夜