愛宕神社〜広島県広島市






広島市には黄金山や絵下山など有名な夜景スポットがあるが、
実はまだまだ多数の夜景スポットが存在する。
検索すればいくつか出てくるが、その中でも前々から気になっていたのが串掛林道沿いにある愛宕神社。
今回、天気が良さそうなのでドライブがてら行ってみることにした。
愛宕神社へのアクセスは海田方面と熊野方面の二か所から行けるが、
渋滞を避けるべく熊野町を選んだ。
家を出たのは14時30分頃、筆の里で有名な熊野町の主要道路である県道34号線を走っていると右手にウォンツがあるので、
それを目印に入っていくと串掛林道の看板があった。
安芸ゴルフセンターを目指して林道を走るが、案内板は無いので道中いくつかある分岐点に迷わないように下調べが重要。
基本、すべての分岐点で右折すれば安芸ゴルフセンターに辿り着く。
そこで初めて愛宕神社の案内板があった。
その先下る道のりは車一台分の狭い道で離合は不可能で対向車が来ないことを祈りながら前に進む。
行きつく先は行き止まりで車3台分くらい止められるスペースがあった。
幸い先客はいなかったが、もし満車であればUターンすら不能で引き返すのが大変なので、
運転に自信が無い人は安芸ゴルフセンターから歩くことをお勧めしたい。





16時30分、現地に到着。
まだ夜景撮影には早いので愛宕神社付近を散策。
駐車場から目の前に神社が見えるが、そこまで行くには大きな岩を回って山道を歩かなければならない。
明るいうちならまだしも暗闇は危険な道のりなのでライトは必需品。
夜景展望ポイントは、180度の大パノラマではなく、その半分の90度の範囲。
それでも数年前に木々を伐採して視野が広がったというのだから、
夜景スポットになったのはここ数年前ということになる。
目の前に黄金山、左手に絵下山があり、東側から夜景を望む広島市三大夜景と言っても過言ではないが、
広島の夜景というより、海田や府中の夜景と言った方が良さそうだ。
撮影まで時間があるので、しばし車の中で待機。
太陽の日の入りは18時00分。
今日は天気も良かったので綺麗な夕日を見ることが出来たが、
今の時期、愛宕神社から夕日が沈む位置は夜景ビューより左手に沈むので、
撮影の時期は9月が良いかもしれない。

 

太陽が沈んだ30分後が夜景撮影タイム。
太陽が沈んで昼から夜に変わる時の空の青みと街の明かりが灯りだす、
まさに自然と人との光の共演。
しかし今日は上空こそは晴れて綺麗な空だったが、
肝心の夜景方向に雲が広がり、自分が理想とした景色に完成することは無かった。
軽く数枚撮影して今日は終了。
とりあえず初めての現場なので雰囲気を掴めたことと、
アクセスがわかっただけでも良い収穫だったとしよう。



そういえばここへ来る道中、黒瀬と熊野の県道でトンネル工事が行われていた。
調べてみると3月24日に開通とのこと。
次回来るときはアクセスがもっと便利になって少しは気軽に訪れられるかもしれない。






写真館 二千年一夜