ドイツの森オクトーバーフェスト花火大会〜岡山県吉井町

ドイツの森で花火が上がることを実は昨日知った。
毎年、夏に花火が上がっていることは知っていたが、
まさか秋にも上げているとは知らず、たまたまHPを見てイベントを知った。
昨今、10月の花火大会も珍しくない、むしろ秋の行楽を狙って花火を上げている主催者も珍しくなくなった気がする。
八代遠征を目前に予定外の出費となるが、
3200発のミュージック花火ということで、初のドイツの森へ行くことになった。





山陽ICを降りて、県道27号線を30分ほど北上していくとドイツの森に着く。
出発が遅かったせいで現地に着いたのは18時30分頃。
広い無料駐車場はかなり空いており、イベントの認知度が広まっていないのか、
ドイツの森自体、廃れているのかわからないが、
渋滞するほど混雑していなくて初めて訪れるものにとってはありがたい。
名前は随分前から知っていたが、実際に訪れるのは初めてでどんな所なのか、
少しでもドイツの雰囲気を味わえるのか、
そもそもドイツに行ったこと無いので、ドイツの雰囲気がどんなものかわからないが、
それでも現実逃避出来る世界であれば面白いのだが・・・
思ったより広いという訳ではなく、音楽が流れている訳でもなく、
照明も控えめで、おまけに混雑していないものだから寂しい雰囲気が漂っていた。
小さな建物がいくつか集まって、その中に雑貨屋、飲食、体験コーナーなどがあるようだ。
明るい時は、動物の触れ合い体験などもあるようだが、16時以降の入園料が半額になるだけあって、
回れる範囲は極端に狭まってくる。
花畑もライトアップされていないので、どこになにがあるのやら・・・
せっかく訪れたのだから、腹ごしらえに自家製ソーセージが入ったホットドックと白桃ジュースを買って、
まさに岡山とドイツの名産のコラボレーション。
思わぬ高い食事になったが、これで僅かながら花火の協賛金になってもらえれば。

本来なら、もう少し早い時間帯に来て明るいうちに花火のセッティングを確認したかったが、
暗い時間帯で未確認のままぶっつけ本番になってしまった。
バラ園に特殊効果物がたくさん並んでいるのを見て、
これは賑やかな演出になりそうな予感はしたが、逆を言えばそれ以上の期待が出来そうにない不安もあった。
ただ、単発はその奥のパターゴルフ上にセッティングされているらしいが何号玉かは未確認。
観覧場所は芝生広場が特等席となり、早くからシートを敷いて寝転んでいる人もいれば、
小さな子供が走り回っている家族連れなどたくさんの人が待っていた。
バーベキューコーナーで地ビールを片手に花火を見るのも悪くなさそうだ。
初めての場所なので現地調査をしなければならないところだが、
芝生広場の後ろ以外に場所は無いと判断。
特殊効果物を端から見ても何も面白くないので、必然的に場所が決まってしまった。
その後方部に小さなステージがあり、花火打ち上げ直前までライブが行われるので、
それが終わるまで機材をセッティングして待機。
ライブが終わったら、ステージ上へ移動する作戦。
そのライブがいつまで経っても終わらないので、
もしかしてミュージック花火って演奏しながら花火を上げるのか!?と思ったが、
定刻の20時直前でライブが終わり、すぐさま花火が打ち上がった。

ステージ上のスピーカーから大ボリュームの音楽が流れて、
予想はしていたが耳が痛いなかでの撮影となった。
距離が近いだけに迫力のある特殊効果物、最前列にいる人たちは保安距離は大丈夫なのかと心配するくらい近い。
後方の単発は3号だと思うが、やはり近いだけあって迫力があり、
驚くような花火は上がらないが、音楽にシンクロして上がる特殊効果と単発が披露されて面白かった。
始まる前に雨が降るアクシデントがあったが、本降りにならず降ったり止んだりで撮影に特に支障は無かったが、
雨が降る予報は当たっていたので、天気予報も強ち油断できない。
約30分の花火ショーだったが、予想以上の展開に来て良かったと思った。
機会があれば、明るいうちに訪れて園内を楽しみたい。
帰りは少し渋滞したが、行きと同じくらい30分で山陽ICまで戻り、本降りの雨の中の帰宅となった。








写真館 二千年一夜