笠岡ベイファームのポピー〜岡山県笠岡市






先日、新聞で笠岡ベイファームでポピーが満開の記事を見た。
笠岡ベイファームといえば、菜の花やヒマワリは見たことあるが、ポピーを植えているとは知らなかった。
ちょうど天気も良さそうなので、棚田を撮りに行きたい気持ちを抑えてポピーを見に行くことにした。
16時30分、道の駅に到着すると、この時間帯でありながら駐車場はほぼ満車。
臨時駐車場も車を止めるところが無くて、今日はイベントがあったものの時間帯的にはもう終わっており、
たまたま福山市でバラ祭りが行われていたので、その帰り客で混雑しているのかな?と思ったが、
しかしあまりの混雑ぶりに驚かされた。
車を止めることが出来たが、まだ西日がキツくて撮影するにはまだ早く、園内を散策しながら現地調査。
4haのポピー園は実に1000万本が植えられているらしいが、
まさか大げさな・・・と思ったが、実際に見ると想像以上のスケールで、
まさに一面、赤、白、ピンクが混ざった絨毯が広がっていた。
日中は霞かかった白い空だったが、夕方に近づくと上空が冷えてきたせいか霞も無くなり、
青空の中に薄ら雲が出て、構図的にはイメージ通り良いアクセントになりそう。
菜の花、ヒマワリと何度か撮影経験のある笠岡ベイファームの花畑。
干拓地のど真ん中にあるベイファームではあるものの、周辺は道の駅やビニールハウス、
そして背景にJFEの工業地帯があり、風景撮影にはあまり適してない背景ではあるが、
ここは笠岡の干拓地らしくJFEの工業地帯を背景に入れて撮影している。
本命である夕日を背景に狙うなら展望台から狙うとして、
太陽が傾くまでは、栂丸山を背景にして青空を入れて狙う。



時間潰しに道の駅をブラブラしているうちに太陽も傾き、日中の暑さから夕暮れの涼しさへ変わろうとしていた。
さすがに18時を回ると観光客も少なくなり賑わいも落ち着きをみせていたので比較的撮影はしやすかったが、
園内に入り込んだカメラマンがいなければベストだった。
マクロを狙うなら園内のど真ん中に入って撮る必要があるのか、いつもながら疑問に思ってしまう。
展望台へ移動してハーフNDを装着して撮影開始。
太陽が高い位置だと逆光だが、ポピーが透過してまさに花が輝いているように見えて綺麗だった。
太陽が沈むにつれて雲も刻々と変化している様子がわかり、自然の経過観察が面白い。
その雲が夕焼け色になることを狙っていたが、
想像していたより焼けることなかったが、それでも綺麗な夕焼け空になってくれて良かった。
遅く駆けつけた観光客も第一声は、きれい〜
日常生活ではまず見ることのない景色だろうから、この圧巻な光景を見れば誰もが感動するに違いない。
8月はヒマワリ、秋はコスモスと見逃せない笠岡ベイファームだが、
畑の周りには、ジェラートやビュッフェがある道の駅など、一年を通して目が離せない笠岡干拓地なのであった。








写真館 二千年一夜