西大寺会陽冬花火〜岡山県岡山市






2002年初観覧以降、今年で13年目の撮影となった西大寺会陽冬花火。
去年はマンネリ化を解消すべく少し離れた上流側の橋上から撮影を試みたが、
離れていただけに花火の迫力は無く、不完全燃焼な撮影に終わってしまった。
やはり花火を見るなら程よい距離が一番、ということで今年は原点に戻るべく川を挟んだ正面から狙うことにした。
ソチオリンピックのカーリングを見終えて17時に出発したので、
現地に着いたのは18時30分頃と今までにないギリギリな到着だったが、
いつもの駐車場は全然大丈夫だった。
今回、国道2号線の渋滞を避けるべく、初めて山陽ICで降りたが、
インターから現地までの7キロの間、山陽町内で渋滞して30分くらいかかった。
いつも降りている早島から山陽まで20分くらいなので、結果的にはさほど変わらないような気がした。

さて現地に着いて風向きを見ると下流から上流に流れている。
今日は風が強い予報だったが、思ったほど強くなく程よく吹いており正面から狙うには良いコンディション。
途中までは車が走るが、ある程度下流まで歩くと通行止めになるので、その辺で狙う。
打ち上げ時刻が迫ると土手にも花火観覧客が徐々に増えてくるが、
もちろん夏のような混雑のかけらも無いくらい空いている。
こののんびりした場所で花火が見れる雰囲気が好きで13年も通っているのかもしれない。
地元の人だろう、はだか祭についていろいろ語っているのを耳にして、
大変面白い話を盗み聞ぎしてしまい、打ち上げ時刻まで良い時間潰しになった。

19時に花火打上。
内容はいつも通り、オープニングからスターマインで始まり、
単発、小型煙火、スターマイン、そして最後は二か所からスターマインで幕を閉じる。
フィルム撮影の関係ですべての単発を撮る訳にはいかないが、
時々上がる冠菊や八方咲など面白い花火が上がったり、
またスターマインでは割りの強い牡丹、菊咲紅露光の和火の連発があったりと、
久々に見る森上煙火の花火を楽しませてもらった。
正面からだと最後に披露される2カ所スターマインの間隔が広いので、
縦で狙うには難しく、横にするとスッキリ収まることを考えると、
川を挟んだ正面でも結構距離があることがわかる。
迫力のある花火を見るならやはり打ち上げ側の土手が一番だと思った。

今年も西大寺境内に足を運ぶこと無く帰宅。
以前電車で通ってた頃は、電車の中から境内までの移動の間に祭りの雰囲気が感じられていたが、
そう考えると、花火だけで行って帰るには少し勿体ないかなと思ったが、
寒さに勝てず早々と西大寺を後にするのであった。






写真館 二千年一夜