総社市民まつり雪舟フェスタ〜岡山県総社市






8月に入って夏の花火シーズンも後半戦。
台風の影響で生憎の雨模様の週末だが、ちょっとやそっとでは花火大会というのは中止にならないものである。
当初、広島県内で撮影予定だったが、アメダスを見ると沿岸部に雨雲が集中していたので、
急遽予定を変更して総社市の雪舟フェスタに決めた。
総社なら近場で交通費がかからず、悪天候で花火が見れなくても諦めがつく。
花火打ち上げが21時からなので出発は18時と遅め。
ずっとアメダスで雨雲の流れを見てると、ずっと小康状態で雨は避けられそうに無いが、
家を出る頃には西の空から日差しが見えていたので、若干淡い期待を抱きながら総社へ向かった。
鴨方ICを降りて矢掛経由で県道80号線の山道は、信号も車も少なく走りやすいルートで1時間くらいで到着。
会場周辺に臨時駐車場があり、比較的近いであろう高梁川下流の河川敷に向かい、
時間が時間なので満車かもと思ったが、全然余裕で止めることが出来たのは雨の影響なのだろうか。
雨も上がり続々と観覧客が会場へ向かっており、会場ではステージイベントや露店がたくさん並び、
既に多くの人達が祭りの雰囲気を楽しんでいた。
会場は煌々と照明が灯されているが、花火の現場が目視出来ず、打ち上げ位置や距離がわからないまま手探りで撮影場所を探す。
ネット調査では、土手から露店を入れた画像を見かけたが、現在、土手は進入禁止となっており撮影は不可。
会場を俯瞰出来る土手に入れないのは撮影側としては残念だった。



本部で打ち上げ位置は確認出来たが、肝心の撮影場所が見つかず会場を彷徨っていた。
会場正面の土手は進入禁止だが、下流と上流は歩行者天国となっているので検討したが、
出入口に外灯が灯って撮影に支障がある。
花火打ち上げの定刻が迫ってきていたので、上流側の土手から河川敷に降りる斜面に三脚を立てらせて前景に露店が入る構図で狙ってみる。
心配していた雨だが、小雨が降ったり止んだりの繰り返しだが、今のところ撮影に支障は無さそうで、このままもってくれればいいのだが。
21時05分、突然、尺玉が打ち上がり花火大会スタート。
決して条件が良いとは言えないが、煙が停滞してまったく花火が見えなかったという最悪の事態は避けられ、
また終了間際になって小雨が降り出したが、それまでは小さい雨が降ったり止んだり。



終盤になって2カ所による打上や冠菊の連打、尺玉が数発あったりと佐賀火工らしい花火と演出が約20分、3000発を披露された
今年は40周年記念大会ということで、増量されて3000発が打ち上げられたようで、
どこで何を増量したのかは初観覧なのでわからないが、
まだ鞆の浦で打ち上がる2000発の花火大会の方が見応えがあった。
タイトルからして花火大会がメインのお祭りではなく、あくまで祭りのフィナーレを飾る演出の1つではあると思うが、
もう少し工夫すれば良い花火大会になるのではないかと思う。
しかし尺玉が上がると思っていなかったので撮影の方は完全にフレームアウトしたが、
久々に近距離で迫力のある花火が見れて楽しませてもらった。

花火終了と共に降り出した雨は、そのまま止むこともなく次第に強くなっていった。
会場周辺や進入禁止の土手には仮設照明が至る所にあり眩しいくらい明るかったが、
会場から離れた土手になると、照明は殆ど無く、狭い土手には危険個所も多数あったのにも関わらず警備員はおらず、
もう少し会場の照明や警備員を分散させるなど、違う所に目を向けた方が良いのではないだろうか。
会場から30分離れた河川敷の駐車場は、距離が離れている分、渋滞することも無くスムーズに帰宅出来た。





写真館 二千年一夜