ナイトファンタジーイリュージョン〜60年目の奇跡
〜兵庫県高砂市


この日はハウステンボスで大きな花火大会があり、彼岸花撮影と兼ねて九州へ行くつもりだったが、
天気予報が不安定だったのと、近年の交通費の高騰で断念した。
そんな最中、トータルプロデュースのHPにレーザーと花火のイベントが高砂市で行われることが記載されてあった。
イベント自体は毎年行われているようだが、今年は市制60周年ということで、
花火も3000発と増量、トータルプロデュースを呼んでレーザーと花火の演出を行う大きなイベントへ発展したらしい。
若干遠いものの、トータルプロデュースのレーザー演出が見れるのなら行かない理由は無い。





昼過ぎに家を出て、高速のPAで昼食を済ませ、現地に着いたのは15時30分くらい。
姫路JCTで降りれば1時間30分くらいで着くが、姫路市内は高速並のバイパスが走っているので、
龍野西ICで降りて少し時間はかかったかもしれないが、片道400円くらい節約になった。
当初、モールの1日400円で止められる駐車場に止めて高砂駅から出ているシャトルバスを利用するつもりだったが、
公表されていなくても案外臨時駐車場を設けているもので、
とりあえず会場周辺まで行ってみると案の定、駐車場があり、
あまり広くないが早く来た甲斐あって余裕で止めることが出来た。
ただ会場から歩いて20分くらいと近い訳ではないので、モールから歩くのとさほど変わらない距離かもしれないが、
無料で止めることが出来ただけでも、また一つ節約出来た。



暑くも寒くも無いので歩くにはちょうど良い9月。
会場までの徒歩移動もまったく苦にならなくて、橋上から見る高砂の光景が新鮮に感じた。
16時頃に会場入りすると観覧客よりも消防団員の方が多いくらい空いておりビックリした。
関西のイベントは、どんな内容であれ大混雑するイメージがあったので少し拍子抜けしたが、
それよりも消防団員の多さに驚きを隠せない。
この時点では、好きな場所に三脚が置けるが、レーザー演出があるのでなるべく正面から狙いたいところ。
砂浜最前列のかぶりつき席も良いが、立って撮影したいので一段上がったステージ端の砂浜最後列に三脚を置いた。
イルミと絡ませて撮りたいと思っていたが、そのイルミは会場裏の松林の中に敷かれており、花火と絡ませるには不可能だった。
三脚を置いた後、会場内を散策しながら時間を潰す。
と言っても狭い海浜公園なので散策するほどでもなく、スピーカーから流れる音楽を聴きながら時間が流れるのを待った。
天気が良いというほど晴れていなかったが、夕方になると空一面に広がる鱗雲、
そして西に沈む夕日が空を赤く染めて、白砂青松百選に認定されているだけあって雰囲気は良かった。



18時になるとイルミネーションの点灯が始まるが、花火の打ち上げは19時45分とまだまだ時間があり、
そのせいか客足は遅く19時を過ぎた辺りからようやく砂浜が埋まっていった感じ。
それでも開始直前になると、砂浜を見事に埋め尽くすほどの混雑ぶりとなった。
予定では19時45分になっていたが、主催者の挨拶などもあり20時前に開始。
オープニングはレーザーと花火で豪華な演出だったが、その後、単発だけの花火が上がり、
てっきり全編レーザー、音楽付きだと思っていただけに拍子抜けしたが、
その後はしっかりレーザーと音楽で花火が打ち上がり、
花火の規模こそ大きくなかったが約20分、例年以上のスケールに会場も主催者も盛り上がっていた。


ぼっくりんと高砂市長

終了後は、会場周辺は混雑していたものの駐車場では目立った混雑も無く、スムーズに帰宅することが出来た。
今年は市制60周年の記念イベントなので来年以降、同じ規模で行われるかどうかはわからないが、
このようなイベントを9月に開催してくれるのは嬉しいので、主催者の尽力でぜひとも来年も実現してほしい。







写真館 二千年一夜