玉島まつり納涼花火大会〜岡山県倉敷市






2010年まで玉島ハーバーアイランドで開催されていた玉島の花火大会。
2011年から中止になったのだと思っていたが、
実は、名称を「愛Love水谷公天神祭納涼花火大会」として、玉島中央町で開催されていることをつい先日知った。
小規模になったらしいが、元々は、玉島の花火は羽黒神社の天神祭のお祭りで上げられていたようで、
地元の人にとっては、花火大会が戻ってきたと喜んでいる記事をブログで見かけた。
この日も全国各地で花火大会が行われているが、西日本は生憎の天気で遠征は止めて今日も近場を考えると、
玉島の花火がちょうど都合良かった。
しかし、朝から降り注ぐ雨に開催の有無が掴めなくて、主催者のHPはもちろんのこと電話しても繋がらず、
臨時バスが出るバス会社に電話してもわからないとのこと。
ツイッターに開催有りの情報があったが信憑性は無く、
とりあえずダメ元で18時に玉島へ向かった。



アメダスを見ても雨は止む気配が無かったが、最近の花火大会は朝から雨が降っていても中止にならないもので、
強風や河川の増水で中止になることの方が多いようだ。
実際、錦帯橋は増水で延期になったが、中国地方ではこの土日に殆どの花火大会が開催されている。
それなら玉島でも花火は上がるに違いない。
昨日同様、鴨方ICで降りて国道2号線経由で玉島に入り40分くらいで現地に到着。
臨時駐車場は無いが、事前にチェックしていた場所に車を止めることが出来た。
相変わらず雨は止む気配無く現地調査開始。
雨の影響で観覧客の出足は遅く、本来なら河川沿いにシートが敷かれている光景が、今日は傘をさして立ったまま場所取りをしていた。
時間の関係上、大正橋まで散策して通行止めになる19時30分前にUターン。
露店も出ているようで、小雨交じりの中、祭りは盛り上がっているようだった。
里見川の中州より花火は打ち上がるので、河川沿いにいればどこからでも見られるが、
雨の中での撮影となれば風上に立つことが重要で、風向きを最大限に考慮して国道429号線から狙う。
その国道も19時30分になれば車両通行止めとなり、歩行者天国になるものだと思っていたが、
歩行者は歩道を誘導され、何のための通行止めなのかわからない。



20時を少し過ぎたところで花火が打ち上がる。
雨は相変わらず小雨だが風が吹いて観覧、撮影共に支障無く、むしろクリアに見れた。
3000発と数は多いが、小型煙火と2.5号玉の単発が繰り返される演出で、ちょっと撮影するには物足りないものがあった。
しかし後半になって小さい玉ながらスターマインになると森上煙火らしさが出てきて、
雨も降っているか止んでいるかわからないくらいに回復して、よしこれからだ!という時に、
河川増水のため終了のアナウンス。
本来であれば、3号玉くらいまで上がっていたのかもしれない。
もしかしたらオープニングから怒涛のスターマインで始まっていたのかもしれない。
すべては推測に過ぎないが、本来の花火が見れなかったのと、これからという時に終了はあまりにも悲しかった。
しかし会場からは拍手が沸き起こり、
雨の中、懸命に大会にこぎつけた主催者や花火師に労いの気持ちが込められているように思えた。
やはりこのお祭りは、玉島の人達に愛されていた。



予定より15分ほど早く終了。
渋滞することも無く、インターを乗る前にラーメンを食べて帰宅した。





写真館 二千年一夜