ドイツの森開園20周年記念花火大会〜岡山県吉井町

春の花を撮影すべく、どこか良い場所が無いかとドイツの森のHPを見ると、
20周年を記念した花火大会があることを知った。
去年の10月に花火撮影済みなので無理に行くことも無いが、
天気も良いのでドライブがてらに再訪問となった。





15時に家を出て、実質1時間強の道のりだったが休憩しながらのドライブだったので2時間かけて到着。
広い駐車場に2/3ほどの駐車率。
10月の時はさほど混雑している記憶が無かったが、20周年記念ということでこの土日は入園料無料。
園内ではいろんなイベントもあったようで、多くの人達が訪れているようだった。
花火に興味無い家族連れは既にイベントを楽しんで帰っているので満車には至っておらず、
無事に駐車出来て助かった。



前回の現地調査で撮影場所は絞られているので、
花火の設置現場の確認をして、後は時間潰しに園内をウロウロ。
時間が早かったので、今回はミニブタや羊など小動物を近くで見学。
もう少し早ければ犬が羊を追いかけるショーもあったようで、ちょっと見てみたかった。



19時になって広い広場の端っこにある小さなステージに今回はドラムセットが置かれてある。
今日はドラムの演奏が行われるようで、
そうなると花火打ち上げギリギリまで演奏が行われる訳で、
そのステージの上での機材セッティングが出来ず、近くで大人しくドラムの演奏を見る羽目になる。
そのドラムの演奏が終わったのは、予想通り19時30分に近い時間帯。
ドラムショーが終わってすぐ機材をセットにとりかかるが、
準備中に敢え無く花火大会が始まった。
今回も約30分、すべて音楽付きで手前にシンクロする特殊効果花火、
少し小高い所に3号玉、時々2カ所から打上。
花火の質はともかく、賑やかな特殊効果と音楽のお蔭で退屈もせずショーとしては見ていて面白い。
最後は豪華に4カ所からの花火打ち上げでフィナーレを飾った。
風による最大の演出で綺麗な夜空の下で花火を見れたが、
少し標高のある場所なので、あれだけ暖かった日中も太陽が沈むと一気に風が冷たく感じた。



帰りはしばらく駐車場から出られなかったが、
それだけ今回の花火大会は多くの人が集まった。
やはり無料効果は大きかった。
残念ながら春の花であるチューリップや菜の花は既に終わり、
ポピーはまだまだこれからで、唯一芝桜が小スペースで満開を迎えていた。
規模は小さいが機会があればチューリップを撮影してみるのも良さそうだ。
来賓の方が言っていたが、今回は記念花火大会なので4月開催は初とのこと。
入園料が無料というかなり太っ腹な施設だが、
せっかく入園料が無料なので、お土産に地ワイン(是里ワイン)を購入。
ごく一部の人は今日からゴールデンウィークらしいが、
残念ながら私のGWはまだまだ先ではあるが、
今日は深夜から早朝、そして夕方と仕事の疲れを癒してくれる長く良い撮影日和だった。



そして前回掴めなかった花火業者だが、
群馬県の業者ということで、その後の調査でてっきり群馬に工場があるパイロテクニカだと確信したが、
Tシャツを着ていた花火師を見ると、灯屋煙火店と記載されており、
初めて知った業者だったので、帰ってネットで調べてみると、
海外の競技大会で活躍している煙火店だということを知った。
日本国内での実績は今一つわからなかったが、
ドイツの森で見れるのは、もしかしたら貴重なことなのかもしれないし、そうで無いかもしれない。




写真館 二千年一夜