平戸ドライブ名所巡り〜長崎県平戸市

今年のゴールデンウィークは、初の平戸島上陸と題して海と草原を散策すべく平戸市の上陸を計画していた。
事前に名所を調査してピックアップ。
海を撮るからには晴天が絶対条件だが、3日は生憎の雨。
4日の午後から青空が広がり、予定していた5日は見事な晴れマークの予報となった。





朝一番から平戸島へ上陸しても仕方ないので、
まずは春の花を撮るべく、佐里温泉へ向かう。
今の時期ならポピーが咲いているはずだが、
3日の雨で花ごと落花していたのもあれば、まだ蕾だったり何とも中途半端な状態。
武雄から佐里温泉に向かう途中から霧に包まれたので、
標高の高い山に上がれば雲海が狙えるかもしれない。

そして去年感動した伊万里市の竹の古場のツツジ。
例年だと今が見頃なのだが、こちらも3日の雨のせいか既に色褪せ状態で、
去年のような感動とは程遠かった。
朝一番の日差しが当たるツツジを見たかったが残念。
斜面の裏側から太陽が昇るためツツジに日差しが当たるのは7時以降なので、
当初、5時頃に着くつもりだったが、そこまで早く着く必要は無さそうだ。




〜川内峠〜

山を下り松浦市を過ぎて海岸沿いを走る頃には青空が広がり気持ちの良いドライブ日和となった。
赤い平戸大橋を渡り、まず最初に目指したのは川内峠。
途中、案内板があるので迷うことなく8時20分頃に到着。
峠というので狭い坂道が続くのかと思ったが、意外と楽に駐車場まで来ることが出来た。
駐車場から遊歩道を軽く登って360度のパノラマポイントへ到着。
少し春霞があったのは今の時期なので仕方無いが、
綺麗な緑色の草原が広がって風が気持ち良いのは今の時期だから味わえる体感。
千里が浜と古江湾の2方角を撮影した。


※古江湾方向


※千里が浜方向


〜根獅子の浜、人津久の浜〜

川内峠を下山して島の中心地点から横断して日本海側を目指す。
本当は、もう少し南まで足を延ばしたかったが、
今回は予め決めておいた場所を優先して巡りたかったので断念。
次回の楽しみにとっておくことにした。
10時00分、根獅子地区に到着。
小さな海水浴場になっており砂は綺麗だが、掃除されていないのでゴミや漂流物が散乱していた。
これも今の時期だから仕方無いが、
かと言って夏場だと海水浴客やら駐車料金の問題で撮影出来ないので、
やはり海水浴場はシーズンオフが撮影に適している。
少し高い場所を探して散策してみたが、これといった場所は見つからず、
海水浴場から少し離れた砂浜が好ポイントだったので撮影。
太陽が昇って気温が上がり霧も晴れて川内峠に居た時よりも空が澄み切っているように思えた。
お蔭で青い空のお蔭で綺麗な海に出会えた。
東側の海も綺麗だったが、やはり西側の日本海とは比べものにならなかった。
波も高く岩場もあるので、どちらかというと家族連れよりもカップル向け。
美しい海がデートの演出を飛躍してくれるに違いない。





〜塩俵断崖〜

その後、鯛の鼻公園に行こうと思ったが、アクセス道が離れていたので断念。
県道19号線を北上して生月島へ向かう。
日本海沿いということで断崖が続き、日本海の険しさを想像させられる。
そんな景色を楽しみながら車を走らせていると生月大橋が見えて来た。
生月島へ上陸するとまず道の駅があり、生月大橋をまじかで見ることが出来る。
1周1時間ほどで周ることの出来る小さな島だが、
意外と島民は多いようで家も新しく賑やかな島だったことに驚いた。



断崖と灯台を目指すべく島の最北端へ向かう。
灯台へ向かう途中に塩俵断崖を通るため先にそちらへ寄ってみた。
凄い断崖だが、近づけないので望遠で撮影。
ここから灯台まで遊歩道で行けるらしいが、
草原や断崖など3キロの道のりを楽しめるかと思ったが時間の都合上、というより暑くて体力的に断念。



〜牧場の公園〜

塩俵断崖から灯台へ向かう途中、何カ所か公園がありそのうちの1つである牧場の公園が気になり寄ってみた。
小さな駐車場のすぐ近くに小さなアスレチックがあり、家族が遊べる施設になっていた。
そしてその奥には草原や日本海が出迎えてくれる。
牧場の公園ということだが、実際は遠くから牧場が見える公園であり、動物と触れ合うような公園ではなかった。
草原には小さく黄色い花が一面に咲いていたので、思わぬ素敵な光景にシャッターを切った。
12時と時間的にトップ光なので、少し薄っぺらい絵になってしまったが、
これが夕方だと太陽が傾きまた違うドラマチックな景色になりそうな気がした。


※遠くに見える牛たち


※遠くに見える大バエ灯台

〜大バエ灯台〜

12時40分、ついに最北端の大バエ灯台に到着。
灯台付近まで車で近づくことが出来るので非常に便利だが、
こんな辺鄙な所でも訪れる人は多く、タイミングが悪ければ満車になることもあり、
少し離れた所に止めて歩く羽目になる。
小さな灯台ではあるが、展望台になっており灯台から見渡す景色は凄かった。



今日は人が多くて灯台からの景色を撮影することは出来なかったが、
灯台から少し先に行った所に島の最先端から鯨島を撮影した。
時折見かける磯釣りの人達。
一体どこからどうやって降りたのか不思議でならない。
断崖絶壁に立つ灯台。
その姿を何とか収めたいと遊歩道を散策。
遊歩道と言うならの獣道を歩いているうちに、先ほどの牧場の公園に着いてしまった。
残念ながら遊歩道からは視野が悪く灯台を見ることが出来ても撮影は出来なかった。
途中、遊歩道を外れて草原を歩くと断崖の上に立つ灯台を見ることが出来る。
今の時期はまだ良いが、これがあと1か月もすれば蜘蛛の巣や蛇、ハチに遭遇して酷い目に遭いそうな予感。
塩俵の断崖から灯台までのかなり険しい遊歩道を果たして歩く人がいるのだろうか。



灯台を撮影した後は、西側の農道を走って山頭草原を目指したが、
この農道は家も信号も無い海岸沿いの道路にいつしか通過してしまったようだ。
14時40分、こうして生月島を一周して平戸ドライブ名所巡りは終了。
そして夜の部へ続く。




写真館 二千年一夜