鳥取砂丘イリュージョン〜鳥取県鳥取市


12月になるといつかは行きたいと思っていた鳥取砂丘のイルミネーションだが、
砂丘のイルミは他所よりも遅い12月第二週土曜日から点灯されるので、いつも雪で遮られて断念していた。
今年も雪が降る前にと視野に入れていたが、何と今年が最後というニュースが飛び込み、
それなら何としてでも行きたいと思っていた。
第二土曜日に当たる12日は用事があり、
この週末を逃すと来週中頃から寒気がやってくるので、
チャンスは13日の日曜日となった。





せっかく鳥取砂丘へ行くのなら、どこか立ち寄りたいところだが、
この日は生憎の天気だったので撮影はイルミネーション一本に絞り、
先日、スタバは無いが砂場はある、で話題になった「すなば珈琲」へ行ってみることにした。
10時に家を出発。
岡山道経由なら3時間コースだが高速代を節約するために、やまなみ街道経由の4時間コースで向かう。
出発した時は、青空が広がる良い天気だったが島根との県境辺りになると雨が降り出し、予報通りといえば予報通り。
夕方さえ降らなければ今はいくらでも降って欲しい。
宍道湖SAで昼食をとり、宍道湖、日本海、風力発電など山陰独特の風景を横目に東を目指す。
本来であれば大山も見えるのだが、残念ながら大山は雲に隠れて見ることが出来ない。
夏に何度か走ったことがあるだけに、天気が良ければ最高に素晴らしいドライブになっていたのに、
どんよりとした空の下では何だか勿体無い。
当初、すなば珈琲賀露店に行ったのだが、イベント出張のため今日は臨時休業。
仕方なく鳥取駅前店へ移動。
スタバが出来て少しは落ち着いたかな!?と思ったが、
15時の時点でも何人か順番待ちしており、人気は衰えていないようだ。



鳥取砂丘に到着したのは16時30分頃。
まだ明るいので混雑に遭うことなく駐車することが出来た。
相変わらずどんよりした空だが雨は降っていないし、せっかくなので馬の背と呼ばれるところまで歩いてみる。
天気が良ければ面白い写真が撮れそうなのに残念。

17時を回って少し暗くなったが、イルミネーションの点灯はカウントダウンと共に17時30分に点灯される。
少し空に青みを残した方が絵になるので、
早く点灯して欲しいところだが、17時30分からだとあっという間に暗くなってしまう。
点灯まで少し歩いて現地調査してみたが、思ったより範囲が狭くどこで一発目を狙おうか検討してみた結果、
混雑して撮りずらくなるであろう光のトンネルの入り口で待ち構える。
そして17時30分、会場ではカウントダウンの声を聞こえてきてイルミネーションが点灯した。



先ほど歩いてきた馬の背もライトアップされているが、照明が弱くて何を照らしているのか写真だとわかりずらい。
せめて空が焼けているか漁火でもあれば良かったのだが。
今日はそれほど混雑しないと思ったが、それは甘い考えで県内では珍しいイルミネーションを一目見ようと、
大勢の人がやって来て、駐車場も満車、道路も流れが悪くなっていた。
いくつか場所を絞って構図を練りながらシャッターを切っていったが、
過去の画像を見る限りでは、今年のデザインテーマが和ということもあって、
あまり派手な演出じゃないように感じた。
何よりステージが非常に邪魔で正直、思った以上に感動はあまり無かった。
しかしこれだけ大勢の人が訪れるのだから、
それなりに経済効果は大きいはずなのに、来年からイルミが無ければ周辺のお店は大きな打撃になるのではないだろうか。
そんな心配をしながら鳥取砂丘を出発すると、
何やら賑やかしい青色LEDがたくさん点滅しているのを見て、
砂の美術館でもイルミをやっていることに気付いた。
しかし時は既に遅しで一度車を走らせると、もう車を止める場所が無い。
実は光のアートフェアというイベントが行われており、10月31日から開催されている。
要するに砂の美術館と鳥取砂丘イリュージョンは主催者が違うのでまったくの別物なのである。
それなら来年の冬も多分行われるだろうから大勢の人が訪れるかもしれない。
今回は砂の美術館に立ち寄らなかったので、今度来た時はぜひ見学してみたいが、
やっぱり訪れるなら良い天気がいいかな。





写真館 二千年一夜