瀬戸田町夏まつり〜広島県瀬戸田町

短い夏休みも今日が最終日。
明日からの本業に差支えない程度に撮影場所を考えると瀬戸田が近くで調度良く、
昨日も行っているので二日連続の瀬戸田入りとなった。





瀬戸田の花火を見るのは2005年以来、実に10年振りで、
前回は従弟と一緒に行ったが、そんな彼達も今は大学生。
時の流れは早い。
現地に着いたのは17時30分頃。
サンセットビーチの駐車場は、海水浴客やキャンプ客で早々と埋まっているので最初から期待せず他を探す。
島内各所に臨時駐車場が設けられており、シャトルバスで移動するのが正規だが、
それだと果たしていつ頃に島を脱出出来るか想像も出来ない。
小高い山を走る産業道路から俯瞰撮影も雰囲気があって良いが、
個人的に花火を体感出来ない場所は避けているので調査のみ。



今回は最初からビーチ北側から狙うことにしていた。
花火が映り込むビーチが雰囲気あって良さそうとイメージしていたのだが、
実際現地に行ってみると台船が思った場所におらず、これではただの海上花火となってしまいイメージとはかけ離れてしまった。
しかし会場から離れているだけに観覧客は通過するだけで居座る人はおらず、のんびり花火を鑑賞出来そう。



せっかくなので久々にビーチの雰囲気を味わうべく会場まで足を運んでみた。
海水浴客、キャンプ客、そして花火観覧客と夏のビーチならではの賑わいがあった。
ステージでもイベントが行われており、その周辺に屋台が並び夏祭りで盛り上がっている。
約300mのナイアガラは今も健在で、まじかに見るとやっぱりナイアガラ重視で撮影したい意欲が出てきた。
ただそれだと15号玉がかなり近く、前回はあまりの近さに恐怖を感じたのを憶えている。
いろいろ歩いてみたが、最終的にナイアガラの魅力に勝てず、前回とほぼ同じ場所での撮影となった。
明日の仕事に備えて今日はのんびり時間を過ごそうと思っていたのに、歩き慣れない砂浜を歩いて余計に疲れた。



20時30分、オープニングはまさかの15号玉で幕が開き、会場から歓声が沸いた。
てっきり締めの一発だと思っていただけに完全に油断していた。
演出的には10年経った今も変わらず、単発、スターマイン、忘れた頃に開花する大玉水中花火。
水中花火はボートからの投げ込み式なので、よく見ると開花のタイミングを掴むことが出来るが、
スターマインの時に開花するので、撮影しながら水中花火に集中しなければならない。
そんなこともあろうかと今回は二台態勢で挑んでいるので、きっと良い感じで撮れているはず。
演出業者も変わっていないと思われるが、
10年も経てば技術も向上されているようで、打上に工夫があって、今回は斜め打ちもあり楽しませてもらった。
最後はナイアガラで海が花火で一色に染まる光景が美しく、
県内ではただでさえあまり見ることの出来ないナイアガラだが、
300mクラスの長いナイアガラはかなり貴重で、これだけでも見る価値があるというもの。
もっと近づけば迫力のある絵になったかもしれないが、近すぎると花火が撮れないと思っていたのに、
台船が後ろに下がっていたようで、先ほどオープニングを飾った15号玉ですら28mmで十分収まる距離だった。
それならもう少し波打ち際近くまで行っても良かった。
ナイアガラ終盤に少しだけ裏打ちがあって終了。
時計を見ると20時48分・・・
本当に3000発あったのか!?というような物足りなさがあったが、
演出的にはとても良い花火大会に成長したように感じた。
でもやっぱり18分では物足りない。
15号玉を無くしても良いから30分は欲しい。





会場周辺の車は少ないので、会場からすぐ離れることが出来るが、
問題なのは生口島大橋の料金所までの道のり。
これが少し遅れただけで大渋滞にはまってしまうので、一分一秒早く料金所に近づく必要がある。
前回、従弟を町内にある家まで送って帰った時は、大渋滞にはまって大変だった。
思いのほか早く着いたと思ったが通常15分あれば着く道のりが30分かかってしまったが、
橋から見る生口島は、海岸に沿って光の線が繋がり凄いことになっていた。




写真館 二千年一夜