近畿大学工学部 
うめの辺祭〜広島県東広島市


ある晴れた日曜日の朝。
そういえば今年のうめの辺祭はいつだろう?と調べてみると今日がその日だった。
昨夜の疲れで今日は1日のんびり過ごすつもりだったが、
天気も良いのでドライブがてら行ってみることにした。







15時30分、高速道路を使わずに下道で現地へ向かう。
東広島までは1時間くらいで行けたような気がするが、
高速道路の割引率が下がったせいか下道の交通量が多く、
糸崎ー三原バイパスが開通しているのに以前より時間がかかるようになった気がする。
現地に着いたのは17時過ぎ。
近畿大学工学部は2度目の来校なので早く来る必要は無かったが、
せっかくの学園祭なので雰囲気を少しだけでも味わいたいと少し早めに来てしまった。
といってもこの時間帯では殆どの催し物は終わって、飲食ブースも店じまいの準備をしていた。
一応、一般の人も出入りは自由ではあるが、
見渡す人は学生ばかりで完全にアウェイで少々肩身が狭い(笑)
花火の現場を確認した後、昨日とは打って変わって風が強くて寒いので車内で待機。
辺りが暗くなって学園祭のエンディングが始まる頃に再びステージに戻って、
僅かながらステージ上で放映されたエンディングフィルムを見学させてもらった。
うめの辺祭は、校内はもちろんのこと近くの保育園なども展示コーナーがあったようで、
昼間は家族連れも多く遊びに来ていたのかもしれない。
そして何といっても県内の学園祭では最大規模と言われるフィナーレの花火。
今年は公表されていないが過去に7号玉が上がっているので、
玉数はともかく大きさから言えば、県内というより西日本最大の花火ではないかと思われる。
花火現場では残念ながら肉眼で筒を確認することが出来なかったが、果たして今年の花火はどのような演出だろうか。

第一駐車場より道路を挟んで第二駐車場を望む

ステージ上のエンディングが終わると、
一同、花火会場であるグラウンドへ移動。
前回は、近すぎて完全に失敗したので今回は少し離れて第二駐車場の後方から狙う。
あまり記憶は無いが、第二駐車場の後方にあった山はグラウンドへ、
第一駐車場は、さらに駐車場が綺麗に整備されており、
ここ数年で随分、景色が変わったんだと後でストリートビューを見て思った。
グラウンドの照明は花火打上前に落ちたが、駐車場の照明はそのまま点灯。
消えたら寂しい前景だったが、点灯のままなので思い通り雰囲気の良い前景になった。
少し離れていたのでアナウンスは聞こえなかったが、
19時10分を過ぎた頃、いきなり7号玉が打ち上がり驚かされた。
筒は見えなかったのは、グラウンドの背後にある野球場に筒があったに違いない。
28mmでギリギリ入るか切れたか、どちらにしても近すぎるので、
もし7号を狙うなら改めて撮影場所を検討しなければならないが、
グラウンドにセットされている花火は今の場所でちょうど良い。


第二駐車場より

何かの感謝の意味が込められた7号玉2発が上がった後は、
音楽に載せてスターマインでスタート。
二部構成となっており、時間にして15分くらいで学園祭の花火にしては異例の長さである。
最後は大玉含む冠菊でフィナーレを飾った。
誰もいない寂しいところで撮影していたが、
花火の打ち上げ5分前くらいになって、どこからとなく家族連れがやってきて、
どこから情報を得ているのかわからないが、
地元の人にとってはお馴染みのイベントになっているようで、
考えてみれば東広島市では夏の花火大会は無く、
地元住民にとっては唯一の花火大会として重宝されているのだとすれば、
きっと近隣の協賛でこれだけの花火が打ち上げられるのかもしれない。

風は強く寒い思いをしたが、素晴らしい花火を見させてもらい来てよかった。
そして改めて思うことは、やっぱり若いって羨ましい(笑)



写真館 二千年一夜