安芸高田花火大会〜広島県八千代町

5年振りに訪れる安芸高田市の花火大会。
過去何度か訪れているが、雨に降られて相性が悪くしばらく遠のいていた。
相性が悪いというより、何故かこの日、この地区に限って雨に降られる確率が高く、
台風や広島土砂災害で2年連続イベント自体が中止になり、
不運にも同市出身のケミストリー堂珍嘉邦の凱旋ライブも流れてしまった。
今年は雨から曇りに予報が変わり、雷注意報も出ておらず安定した空に雨の心配は無さそうだが、
相性の悪い2人が行くので油断は出来ない(苦笑)





会場周辺の駐車場は早々と満車になるのでシャトルバスで会場入りするのが通常パターンだが、
帰りは長い行列に1時間近く待たされるので、
今回は綿密な計画を立てて向原駅から行ってみることにした。
会場に向かうシャトルバスは4ルートあり、
向原駅は片道30分以上かかる一番遠く離れた場所で、
さすがにここから行く人は少ないと予想して帰りはスムーズに帰れる作戦。
16時30分頃、向原駅から歩いて数分離れたところにある観光駐車場に車を止める。
17時00分発のバスが既に止まっており、思ったよりも多い乗車率。
無事に乗ることは出来たが、行きも帰りも3本しか便が無いため、もし乗れなかったら1時間待つ羽目になる。
ちなみにJR向原駅からシャトルバスが出ているということは、
広島駅からもアクセスは可能だが、帰りは最終便だと終電に間に合わない。
このような案内や時刻表を配布、出発時は見送りまでしてくれるのは何気に嬉しい。



17時40分、会場に到着。
フォトコンテストがあるので既に多くの人が湖畔沿いに場所取りされているが、
会場は広いのでこの時間帯でさえ拘りが無ければどこで撮ろうか迷うくらい余裕がある。
前回訪れた時に三脚を立てた場所も空いていたので、リベンジを果たすべく同じ場所に三脚を立てるが、
それは建前で、シャトルバス乗り場から近いのと、雨が降っても避難できる場所があるのが理由である。
もちろん場所的にも良好であるが、噴水の位置を考えるともう少し右側に移動したいところ。
時間に少し余裕があるので会場内をウロウロしたり4年越しの凱旋ライブとなった堂珍嘉邦を見て時間を過ごした。
空は微妙な曇が広がり涼しい風が吹いていたが、
事前の予報で雨は降らないと自信はあったので、既にリベンジを果たした堂珍嘉邦に続きたい。





ライブの始まりが少し押したせいか花火の打ち上げも10分遅れでスタート。
会場から聞こえるカウントダウンと供に10号玉が打ち上がった。
過去何度か泣かされた花火大会だが、今日は煙も掃けて最高に良い条件で花火も美しく、
5年ぶりにリベンジを果たせたような気がした。
ただ時間にして20分、途中、メッセージ花火があり1発の時間が長く正味15分あったかどうかで、
備前の花火が無くなり森上煙火による10号玉が見れる貴重な花火大会なだけにもう少し花火を見ていたかった。
いつもは最後の最後に開花される大玉水中花火も途中で開花して撮り損ねてしまう始末。
水中花火に関しては事前に湖面をチェックして、それらしき仕掛けが無かったので、
今年は無いものだと油断していたが、
湖面に浮かんでいた白い発泡スチロールの中に玉が仕掛けられていたようだった。
シャトルバスでの移動だったので軽装で1台体制だったのも不運だったが、
4発もの大玉水中花火を逃したのは最大のショックであった。



帰りは無事に1便目のバスに乗ることが出来たが、
車窓からは既に近場の支所行きが長い行列になっており、
やはり向原駅を選んだのは功を奏した。
向原駅に着いたのは21時前と予想通りとはいえこれほどスムーズに帰れるとは思ってもみなかった。
片道30分の移動分の燃費節約、移動に伴う体力温存、そしてバス移動というちょっとした旅行気分の感覚も味わえて、
今回の作戦はまさに大成功であった。





写真館 二千年一夜