清水の棚田〜長崎県千々石町

GW3日目は昨日に引き続き今日も晴れの予報。
PM2.5が気になるが昨日は青空が広がっていたので今日も青空を期待出来る。
気合を入れて5時に出発。
諫早ICを降りてしばらく南下していくと見慣れた景色が見えてきた。
7時00分、清水の棚田に到着。
水が張られていないことは知っていたが、
前回訪れた時にレンゲの段々畑が綺麗だったので、
今回はリベンジ撮影で再度訪れてみた。
朝早く来たものの、太陽は山に隠れて少し寂しい光景。
おまけに3日の雨風のせいか、暖冬のせいかわからないが、
レンゲが少しくたびれたような姿で、本来のピンク一面の絨毯には少し遠い景色だった。
7時30分頃には太陽が山から顔を出してきたが、
午前より午後の方が撮影に向いてそうなので帰りに再度寄ってみることにした。









ミヤマキリシマ(仁田峠)〜長崎県小浜町

清水の棚田からさらに山道を奥へ進んでいくと雲仙普賢岳が見えてくる。
地図上ではかなりカーブが続いて険しい道だと思ったが、
綺麗に整備されており意外と道は走りやすかった。
空気が澄みきっていれば阿蘇山や周りの海が綺麗に見えるのだが、
今日は生憎のPM2.5が広がり視界は悪い。

雲仙といえば温泉のある観光名所だが、今の時期はミヤマキリシマが咲き多くの観光客が訪れる。
宝原、池の原、そしてメインの仁田峠。
例年だとGW明けくらいが見頃を迎えるらしいが、
今年は暖冬の影響で標高の低いところが見頃を迎えていた。
仁田峠に向かう道は一方通行で通行料が100円かかる有料道路になっており、
進入時間も決まっており、まだ8時になっていなかったが係員がいたので普通に通行させてもらう。
ゴールはロープウェイ乗り場だが、その途中にある展望台からの景色が素晴らしく、
青空は広がっていたが視界が悪いのが本当に残念。
春よりも紅葉シーズンの秋、そして霧氷が見れる冬にも訪れてみたい。



ロープウェイ乗り場に着いたのは8時頃。
ゲートを通る時にもらった説明書きによると、
駐車場の関係上、滞在時間は20分〜1時間。
本格的に登山をする人は、池の原の駐車場に停めなければならないようだが、
乗り場の駐車場も結構広く、朝一番だと十分余裕がある。
午後になると渋滞が発生するほど混雑するのだろうか。
残念ながらミヤマキリシマの咲き具合は3部先といったところで、
やはり予想はしていたが見頃はまだ先だった。
せっかく来たのでありきたりな構図でシャッターを切る。
せっかくついでにロープウェイに乗って山頂まで目指したいところだが、
往復1200円の出費は痛いので霧氷撮影の時に楽しみは取っておく。
30分ほど散策しているうちにライダーや登山客、観光客がやってきて徐々に賑わってきたので下山。




ミヤマキリシマ(池の原)

仁田峠を下り9時00分、池の原に到着。
ゴルフ場の側にミヤマキリシマが咲き誇る池の原があり、
昔は一面に咲いていたのかどうかはわからないが、
こんなところにゴルフ場があるのには違和感がある。
一応、国の天然記念物になっており希少価値は高い。
範囲はそんなに広くないが遊歩道が設置されて散策出来るようになっており、
のんびり歩いて見て回るには悪くない。
どこからでも同じような構図になってしまうので、
数か所に絞ってシャッターを切った。




鮎返りの滝〜長崎県有家町

池の原から宝原へ向かう前に近くの滝へ向かう。
県道132号線を南下していくと小さな案内板があり、
狭い山道を進んでいき10時頃に到着。
周辺はキャンプ場なのかわからないが、
夏になると流しそうめんが行われたり観光客で賑わいそうなスポットではあるが、
GWは意外と閑散している隠れた癒しの名所かもしれない。
滝までの道のりは短く気軽に滝を楽しめる。
落差は少ないが先日の雨で水量はかなり多く従来の姿とは違うかもしれないが、
その分、アップで撮ると面白くないので新緑を絡ませて離れて撮影してみたら意外と面白い絵になったと思う。
こちらも紅葉シーズンに訪れてみたい。
滝の側に滝の茶屋という軽食店もあるので、美味しい川魚料理が楽しめるかも。






戸ノ隅の滝〜長崎県西有家町

県道132号線をさらに南下し、広域農道を右折してしばらく走りると戸ノ隅公園の案内板があった。
滝じゃなくて公園!?と思ったが、
ルート的に同じなので先へ進んでいくうちに広場に着いた。
そこから下り階段をずっと降りていく。
10時40分、やはりここも水量は多く迫力があり、風が吹けばかなり水飛沫が飛んでいる。
滝見客は気持ちよいだろうけど、撮影するには至難の業であり、
風が止んだ隙を見て撮影。
1組の家族連れが来ていたが、よくもこんなローカルな滝に訪れる人がいたと驚きである。
滝の周辺に祠があり、今でこそ公園の中に収まっているが、
昔はそれなりの信仰があったのかもしれない。




ミヤマキリシマ(宝原)

再び雲仙に戻ってきたのは12時頃。
せっかくなので温泉地である雲仙で観光したいところだが、
駐車場代がかかるので次の機会に。
地図ではイマイチわからなかったが、案内板を頼りに宝原に到着。
時間帯によるが池の原より人気で車もかなり止まっていた。
澄み切った青空の下であれば海も綺麗に見えたのだろうが、
生憎の霞で思うような構図で撮影出来なかったのは残念。
軽く散策、撮影して終了。




清水の棚田〜長崎県千々石町

雲仙を下り再び千々石町に戻ってきたのは13時頃。
朝より午後の方が良いかと再び訪れてみると、
レンゲ畑が一部耕されていた。
日中の暖かさで花に元気は戻っていたが、
やはり以前見たピンクの絨毯には程遠かった。
水が張られている面もあるので、数カット撮影。
久々の棚田撮影だったが、やはり自然と人が供に作り上げてきた芸術作品を見ているようで、
心癒される被写体である。



少し早いが空も青空が見えなくなってきたので撮影は予定通り終了。
帰りは六兵衛(サツマイモの粉で練ったうどん)を食べ、
有明海沿いを走りながらベースキャンプへ戻った。


※左側:六兵衛 中央:愛野展望台 右側:有明海(道の駅 鹿島)



写真館 二千年一夜