半夏まつり〜島根県赤来町

梅雨の長雨かと思えば7月に入って本格的に暑くなってきた。
今年はサミットの影響で相生が7月第一土曜日に開催されるが、
梅雨時の相生は煙の掃けが悪いので、今年も半夏まつりを選んだ。
15時過ぎに家を出て現地に着いたのは18時頃と遅めの到着。
それでも駐車場は余裕で空いているのんびりしたお祭りである。
特に代わり映えしていない会場だが、
去年工事中だった建物が綺麗に新築されており、そこも臨時駐車場になっていた。
よく見ると町中至る所に駐車場があり、
みんなが協力してお祭りを盛り上げているように思えた。
その甲斐あってか、花火大会が終わった後のお笑いライブは、
毎年旬で有名なタレントが招待されており、
今年は何と大ブレイク中の永野ときたから驚きである。






運動がてら軽く会場を散策した後は、露店が並んでいる商店街を歩いて祭りの雰囲気を楽しむ。
赤名といえばいつも買っている牛串。
少しでも会場でお金を落とすべく、商店街にあるケーキ屋さんでデザートも購入。
残念ながら道の駅はリニューアルのため休業。
かつて昔は銀山街道の宿場町として賑わっていたようで、
よく見るとその痕跡も残っていたり、訪れるたびにこの町が好きになっている。

梅雨真っ盛りの花火大会は非常に条件が悪く、
大概ここも煙で綺麗に花火を見ることは出来ないのだが、
今日に限っては珍しく風が吹いて心地よい。
この状態が続けば煙も停滞すること無く、今日は綺麗に見えるのではと期待していた。
19時30分、いつものところに機材をセッティング。
いつも会場内を散策して新規開拓を試みるが、やはりここに来てしまう。
特に良い場所、という訳じゃないが赤名らしさを出すにはここしかない。





20時00分、花火が打ち上がる。
内容は特にいつも通りに感じたが、やはり風があって例年以上に花火が綺麗に感じた。
ところが打上から間もなくして無情にも雨がパラパラ。
ここに来て雨か!?と、この流れだと本降りを覚悟したが、
日頃の行いが良いせいか雨はすぐ止んでくれた。
ここの花火大会の見どころは何と言っても大迫力の最大7号玉。
今年はさらに1ランクアップの8号玉が打ち上がる。
しかも小高い上のグラウンドからなので体感は半端無い。
一体いつ打ち上がるか、もう今日はそれのみに集中していたと言っても過言じゃない。
その8号玉は最後の最後に打ち上がり、想像を超えた大輪の花が赤名の夜を飾った。
8号玉を上手く撮ることが出来たかどうかはわからないが、
未だかつてないクリアに花火を見ることが出来ただけでも、相生を蹴って来た甲斐があった。
毎年のことながら7月第一土曜日は花火シーズンの前哨戦といったところ。
今日は幸先の良い試合だった。



ここの花火大会の面白いところは、花火大会が終われば一斉に帰るのだが、
殆どの人たちは駐車場と反対方向のステージへと向かうので、
お蔭で帰りはスムーズに脱出出来る。
ただ今年に限っては、お笑いライブを見て帰りたいと心から思ったが、
22時30分からのスタートはあまりにも遅すぎるので断念。





写真館 二千年一夜