美郷町の桜巡り

前日の疲れで朝が起きれず、天気も生憎の曇のち雨の予報で朝はのんびり過ごし、
空の状況と天気予報を睨めっこしながら11時30分に家を出た。
今回向かったのは、島根県美郷町。
訪れたい場所はたくさんあるが、
一本桜が多数あることで地元では有名な話で以前から興味があり、
今回は天気が悪いので現地調査を兼ねて美郷町を選んだ。





今回は曇空で撮影はせず現地調査がメインなので一言感想のみ

  ・大歳桜

 両国トンネルを潜ると小さな案内板があり、
 狭い山道を少し走ると桜がある。
 桜の側に家屋があり電線も走り撮影は難しい。
 何故かヤシの木が寄生されており正直、あまり魅力は感じられない。

 

 
 ・飯谷の枝垂れ桜

 大歳桜のすぐ近くに小さな案内板有り。
 道が綺麗に整備されたのでアクセスが容易になったらしい。
 桜の側に公民館があり、撮影は難しい。

 

 ・西蓮寺の桜

 沢谷駅南側にあるお寺の庭に小さな枝垂れ桜がある。
 外にある菜の花と絡ませると面白い絵になるかもしれないが人工物は避けられない。
 投光器があるので夜になるとライトアップされる。

 

 ・前川桜

 今回、本命の前川桜。
 青空の下であれば撮影したい被写体だったが、生憎の空で調査のみ。
 古い家屋であれば絵になるのだが、現在は伝承館として小奇麗になっているので絵にならない。
 ライトアップの時に再度訪れることにした。

 

 ・妙用寺の桜

 浜原トンネルを抜けると妙用寺がある。
 相変わらず人工物が多く絵にならないが撮り方にもよる。
 やはり青空と日差しが欲しい。
 ここもライトアップされる。

 

 ・亀遊亭の桜

 粕淵地区内に入り、ここからは役場に車を止めて歩いて散策。
 かつて銀山街道の宿場町であり歴史は古いが、興味を持って散策に訪れる人がいるかどうかはわからない。
 ただ知らずに歩くのと知って歩くとでは景色の見方が違うものである。
 亀遊亭は幕末の本陣も務めた現在まで続く老舗旅館であり、その庭に枝垂れ桜がある。
 残念ながら中に入らず外から観覧。
 晴れた時にもう一度会ってみたいと思ったか。
 夜になるとライトアップされるらしい。

 

 ・青木の桜

 粕淵三瓶線沿いに大きな桜があるが、周囲は竹藪に囲まれて絵にしずらい。

 

 ・浄土寺の桜

 15時40分、浄土寺に到着。
 境内に古木の枝垂れ桜が2本ある。
 そのうちの一本は山桜が咲く背景の山を入れると絵になるが、
 やはり人工物が気になる。
 今回初めてカメラを持ち出して撮影した。

 

 ・潮駅の桜並木

 撮影する予定は無かったが時間に余裕があったので16時50分、潮駅まで戻る。
 曇っている夕方なのでシャッタースピードは出ず、
 ディーゼル車が止まっている姿を狙うべく小高い場所から狙う。
 駅周辺に陸橋があると思ったが、潮駅を狙うには少し離れた小高い所から俯瞰しなければならない。

石見松原→潮→沢谷(江津行き)

07:29発→07:34発→07:40着
11:15発→11:20発→11:26着

沢谷→潮→石見松原(三次行き)
07:52発→07:57着→08:03着
17:09発→17:15着17:20着

今回狙うのは三次行きの17時15分発。
ライトが眩しくてディーゼルの姿があまり目立たず、
やはり晴れた日の朝の便が絵になるかもしれない。
三江線は廃線のニュースが絶えないが、廃線が確実に決まれば連日カメラマンで賑わい、
この場所も激戦になるか、もしくは関係者以外立ち入り禁止になるかもしれない。
撮影条件は良いとは言えないが、今後のことを考えると撮影しておいて良かった。

 

 ・前川桜(ライトアップ)

 再び前川桜に訪れたのは18時頃。
 既に外は薄暗くいつでもライトアップしてもらっても良いのだが、
 点灯時刻は19時と遅い。
 そのうち雨が降り出し撮影条件は最悪の事態に陥った。
 少し早い18時50分にライトは点灯したが、青みが残っていた空も今日は早々と薄暗くなりシャッタースピードが表示されなかった。
 雨も激しくなり思い通りの撮影は出来ず、数カット撮影して終了。
 道路沿いということで車の光跡を入れてみたが、果たしてどんな絵になっているか。


美郷町は過去に何度も通過している見慣れた街ではあるが、
実際に足を止めて撮影したり散策するのは初めてで、
どこへ行っても桜が咲き誇り、江の川沿いに走る沿線があり、
探せばたくさんの被写体が見つかる面白い街だと思った。
利用客が少なくて廃線の危機に立たされているが、
観光に力を入れれば、利用客も増えて行くのではないだろうか。
正式に廃線が決まる前に何度か三江線を撮りに行きたいと思わせる旅となった。



写真館 二千年一夜