庄原夏まつり花火大会〜広島県庄原市

台風10号の影響で西日本は大雨の予報が出ているが、
広島にも雨雲が目前と迫っていた。
朝から雨なら中止になることが多いので諦めがつくが、幸い日差しがあり心地良い風が吹いていた。
雨の中での撮影は正直めんどくさいが、今年は国友が担当するとなれば雨でも行ってみようと決めていた。





庄原の花火は8年振りくらいだろうか。
8月末は雨が多いので庄原とはしばらく縁が無かったし、
風が吹きにくい環境なので綺麗に花火が見れる可能性は低いので無理して行こうとは思わなかった。
2016年の夏に関しては今のところ百戦錬磨で煙に支障が出ていないので、
もしかしたら庄原でも神がかった風が吹いてくれるかもしれない。
雨は現地に向かう途中にパラパラと降っていたが本降りにならずすぐ止んでくれた。

17時頃に庄原市内に到着。
仕事ではしょっちゅう訪れているので懐かしみは無いが上野公園に来るのは久しぶり。
少し時間があるので上野総合運動場の目の前にある物産館で少し物色。
地方に来て何かを買って食べるのが最近のマイブームとなっており、
ほんの僅かでも何か貢献出来ればと思っている。
自分が広島県民だからという訳じゃないが広島県の野菜や果物は美味しいのである。
駐車場は18時開場の予定だが、既に開場されていたので余裕で駐車。
以前は近くの中学校のグラウンドが駐車場になっていたが、
今は解放されておらず、少し離れた何か所かに臨時駐車場が設けられている。
道路沿いに無い学校のグラウンドは、出るのに時間がかかるので良い改善だと思う。
お蔭で帰りは渋滞せずに帰れそうだ。


※浮かんでいる白いものは水中花火

庄原の花火といえば小規模ながら水中花火とナイアガラが付き物で、
会場に行くとそれは変わらずだったが、
花火の筒の位置が広範囲にセットされていたのには驚いた。
池にも白い発泡スチロールが不自然に浮かべられている。
今日は雨なので軽装備で来てしまったが、
広角レンズで2台態勢じゃないと追いつかないかもしれない。
どういう演出になるかわからないが、
事前に国友と知っていたのにワイド演出に対応出来る機材を用意していなかったのは不覚だった。

時間があるのでしばし会場を散策。
以前はビッシリと敷かれて場所取りされていた池沿いの歩道も、
18時規制前の場所取り禁止令のせいか雨の予報かわからないが、
割とスペース的に余裕はあった。
三脚は何故か数年経っても人気の無い端っこに置いたが、
写真を撮るには距離的にちょうど良く、何より駐車場から近いので便利。
例年だと風が無く蒸し暑いはずだが、
今日は台風の影響か、すぐそこに雨雲がいるせいか冷たい風が吹いていた。
雨中撮影は覚悟していたので、それなりの対策は用意しているが、
出来れば天気はもってほしいと願う。





定刻の19時30分より少し早く花火が打ち上がる。
アナウンスが聞こえずらいのが難点だったことを今更思い出した。
オープニングは2か所の小型煙火からの4か所スターマイン。
このような演出は今まで庄原には無かった!と常連客は驚いているに違いない。
何より自分が驚いている。
ある程度予測はしていたが、先日の芦田川に続いてやらかしてくれた。
今年の国友は何かが違う。
28mmレンズで横構図だと上部が入らないが仕方ない。
もう少し右側に居れば距離が取れて良かったかもしれないが、
何より広角レンズが無いのが痛手である。
メインの打ち上げは2か所で単発、スターマイン、一斉打ちで1セット。
プログラムによっては2か所から同じように打ち上がる。
プログラムの内容は把握出来て無かったが、辛うじて聞こえるアナウンスによると15景くらいまであり、
音楽が流れる中で花火が打ち上がっていた。
中にはメッセージ花火もあり、一際美しい単発が披露されていた。
最後は再び4か所スターマインから6か所一斉打ちによる大空中ナイアガラ。
これで終わりかと満足して帰ろうと思ったが、そういえばナイアガラが残っていたのをすっかり忘れていた。
もしかしてまだ国友打ちが残っているのか!?と再度緊張感が走ったが、
最後は裏打ちも無く静かにナイアガラで終了。
せめて順番を逆にして最後を豪華に飾って締めた方が良かったと思うのだが・・・
大玉が打てず狭い環境の中で、得意の斜め打ちが出来ないものの、
よくぞここまで進化させられたと、改めて国友のプレゼン能力の凄さに驚かされた。



中盤から雨が降り出し今シーズン初めて傘を差しながらの撮影となったが、
煙は良い感じで掃けてくれて、今シーズン全戦全勝すべて煙に遮られる事無く花火を見ることが出来た。
まさに今年の流行の言葉で言うなら「神ってる」夏だった。
帰りは特に渋滞することもなくスムーズに帰宅。
ちょっと庄原に関しては今後注目して行きたい花火大会となり、
次回は広角レンズで2台態勢で臨むことを忘れないようにしたい。



写真館 二千年一夜