やつぎ馬洗川まつり〜広島県三次市

来週の宇和島遠征に備えて今週は近場の撮影にて節約。
三次の花火といえば誰もが知る人ぞ知る約1万発もの花火大会が有名だが、
それとは別に八次地区の馬洗川沿いで約800発の花火が打ち上がる小さなお祭りを数年前に知った。
花火大会というよりお祭りの最後を飾るイベントの1つといったところで、
ネットや情報誌にも掲載されず、三次市市民でもあまり知っている人は少ないのではないだろうか。
実際にどんな花火が上がるかネットを見ても情報が無いので、
正直、あまり期待はしていないが、一見は百聞にしかず、ということで行ってみることにした。





花火が打ち上がるのが遅いので先に市内でご飯を食べて現地入り。
会場近くの小学校は満車状態で結構賑わいっている。
花火大会を目的としないステージを見て帰っていく人もいたので、
少し待って駐車場に止めることが出来た。
馬洗川の河川敷が会場となっておりステージ、露店など出て盛り上がっている。
肝心の花火打ち上げはそれより500m下流に行ったところで、
小さな花火が上がるにしては距離が随分離れており、
会場から見ようと思えばあまり迫力が無いので、迫力のある花火を見ようと思えば下流まで行く必要がある。
時間があるので散策してみると花火現場があり、
止まっていたトラックを見て予想していた花火業者じゃなかったので驚いた。
まさかこんな小さな花火大会のために福岡から来ているとは。

昨日に引き続き今日も7月中旬とは思えない涼しさ。
夕涼みしながら川を歩くのも良いもので、
昔はそれが当たり前だとしたら、夏の花火大会も悪くないと思った。





距離が離れているが馬洗川を入れて撮ろうかと思ったが、
会場の雰囲気を出したかったので土手から撮ることにした。
会場内は明るいが打上前になると消灯すると予想していた。
ところが花火が打ち上がってもライトは消えず、
点いてほしい時には消え、消えてほしい時には点いたままということが多い。
今日は西の空が綺麗だったので20時に打ち上がると絵になっていたのに残念。
盆踊り、くじ引きが終わり定刻の20時40分が過ぎたあたりで花火が打ち上がる。
会場内から流れる音楽にのせて単発、スターマインが交互に展開。
いつもはスターマインを撮って単発は観覧のみという楽しみ方だが、
会場を前景に入れるなら単発の方が意外と絵になる。
最後は西日本花火ならではの怒涛の冠菊で終了。
打上場所から離れて迫力に欠けると思っていたが、
1000発以下でも20分かけての打ち上げは西日本花火の工夫を感じられた。
帰りは渋滞を覚悟していたが、意外とみなさんのんびりした様子で渋滞に巻き込まれることなくスムーズに脱出。
大きな花火大会の陰に隠れた小さなお祭りはのんびり出来て悪く無い。





写真館 二千年一夜