佐賀インターナショナルバルーンフェスタ〜佐賀県佐賀市

今朝は穏やかで昨日の強風は何だったのか!?と驚かされる。
まったく風が無くてもバルーンが上がらないらしいので、
現地に行ってみるまで油断は出来ない。
昨日同様、嘉瀬小学校に5時に着いたのだが、
何と駐車場待ちの渋滞が出来ていた。
定刻より前倒しで開門したが、入った時には1/3のスペースが車で埋まったので、
夜が明ける頃には300台止められるグラウンドは満車になっていたに違いない。
早歩きで撮影ポイントである嘉瀬川土手に着くと、昨日とは明らかに違う人の多さに驚いた。
土手上こそはまばらだったが川岸は人一人入れないくらい隙間なく観覧客で埋め尽くされており、
窮屈な思いをしてまで撮影はしたくなかったので土手上から狙うことにした。
昨日も思ったがこの人たちは一体どこからどうやって来たのだろうか。





競技開催のアナウンスはなかなか流れて来なかったが、
会場の雰囲気からして間違いなく開催される実感が沸いてくる。
夜明け前、東の空が徐々に明るくなると会場ではひっきりなしに車が会場内を走り、慌ただしく準備が始まっているように見える。
どのように撮影するか構図を練っていたが、
土手上からだと水面があまり入らないので標準レンズのみで狙うことにした。
太陽が昇る位置を考えるとサイド光になり、上流側から狙うと逆光になるので下流側にカメラマンが集中する理由もわかる気がするが、
敢えて逆光狙いでバルーンをシルエットにする構図も面白い。



6時30分頃から球皮が広げられ上流側から徐々に膨らんでいる。
一斉に膨らみ一斉に飛ぶものだと思っていたが、
これはその時の競技種目によって違うのかもしれない。
残念ながらこの日は一斉離陸にはならなかったが、
最高の青空の下、少しづつ離陸していく気球の姿は美しく、
嘉瀬川に映り込む姿もまた美しい。
川面を多く写し込める川岸が人気なのはそこに理由があり、
土手上は手持ちで乗り出してくるカメラマンのせいで三脚はただの場所取り用となってしまった。
7時20分頃には殆どの気球が飛び白石方面の方へ飛んで行き、初めの佐賀バルーンフェスタの撮影は終わった。
今日は最高の青空だっただけに川岸で撮れなかったのは痛恨の失敗だったが、
昨日今日で雰囲気は掴めたので、次の3連休の時のために良い経験となった。





飛んで行った気球はどこに着地するのか知らなかったが、
どうやら白石平野が着地点のようで、
関係車両が気球を追いかけて走っている姿を見かけた。
白石方面に着地するなら小高い山から面白い絵が撮れるかもと思い、
聖岳へ上がってみることにした。
今日は天気は良かったものの霞みがかかっていたのと、
思いのほか低く飛んでいたので標高400m以上ある聖岳からだと高すぎると思い、
その途中にある大谷口展望所から狙ってみる。
8時40分、何とかバルーンに追いついて現地に到着。
既に着陸しているバルーンもいたが、白石平野に向かっているバルーンもいるので急いで構図を練る。
高さとしてはバルーンの飛行高度と同じくらいだろうか。
眼下を見下ろすことは出来ないが、六角川や有明海が見渡せて同じ景色が体感出来る。
せっかくの天気なので午後の競技飛行や夜間係留も行われると思われるが、
残念ながら撮影はここまで。
明日も休みじゃないのが残念で仕方ない。





写真館 二千年一夜