うめの辺祭〜広島県東広島市

10月は3週続けて週末が雨。
そのうち2週続けての台風による雨で、
10月は例年の4倍近くの雨量で観測史上初だとか。
今週も無理かと思われたが、思いのほか台風のスピードが早く、
日曜日の午後には雨が止み日差しが見えてきた。
実に10月9日ぶりの撮影、花火に関しては8月末以来なので2か月ぶりとなる。
近大工学部で行われる学園祭、通称「うめの辺祭」のフィナーレを飾る花火は、
個人的に好きでここ数年、毎年撮影に出かけている。



心配していた雨は14時頃に止み、雨雲レーダーを見る限り、もう降る心配は無さそうで、
ツイッターを見ても中止の案内は出ておらず17時頃に家を出発した。
現地に着いたのは18時過ぎ。
会場は把握しているので早く必要は無いと思っていたが、
ここで想定外なことが1つ。
観覧場所であるグラウンドが体育館建設のため立ち入り禁止になっていた。
そうなるとどこで観覧!?
もしかして花火は違う場所で打ち上げ!?
そうと知っていればもっと明るいうちに現地に行く必要があった。
その後、関係者の学生から花火打上場所は例年通りということで一安心。
観覧場所は道路を挟んだ駐車場となっており大きなスピーカーが設置されていた。
ステージのメインイベントが終わり、続々と学生たちがやってくる。



19時15分、うめの辺祭のファイナルである花火大会が始まった。
ミュージック花火、メッセージ花火、ミュージック花火の三部構成で約15分。
学園祭の花火とは思えない豪華な内容であり、
どこから予算を捻出しているのか・・・
ここでまた1つ想定外な出来事。
去年まで担当していた花火業者が変わっていた。
これは良かったのか悪かったのかは深く考えないが、
例年と違う演出は見ていて面白かった。
雨上がりで煙の停滞を心配したが、
台風一過で澄み切った夜空に月が輝き、
秋らしい風に煙も掃けて綺麗に花火を見ることが出来た。

学生の多い花火観覧場所だが、
その中に一般客もチラホラ見かけ、近くに住んでいる家族連れにとっては恒例の花火大会として定着しているように感じた。
来年は体育館も完成して例年通り、グラウンドがメイン観覧場所に戻るだろうから、
今度来る時は静かに花火を見ることが出来るかな。



写真館 二千年一夜