クレセントビーチ夏祭り花火大会〜広島県内海町

今日は雨の予報だったので休息日に充てていたが、
晴れの予報に変わり、近場であるクレセントビーチの花火を撮りに行くことにした。
2年前は会場から撮影してみたが、風向きが悪く思い通りの結果にならなかったので、
今回は会場から離れた阿伏兎方面から狙うことにした。
沼隈町内で夕食を済ませ、現地に着いたのは18時過ぎ。
誰もいないと思っていたが何と20本の三脚が既に並んでおり、
どうも内海大橋を背景に花火が撮れる場所としてSNSで拡散されていたらしい。
それでも十分過ぎるくらい場所は空いているので三脚を置いて、
あとは静かな海岸を散策しながら阿伏兎観音へ行ってみたが、
残念ながら17時までだった。







会場では響組による太鼓の演奏があったり、
露店が並び賑やかな反面、夏の終わりを感じさせる人のいない海水浴場が心地良かったが、
阿伏兎の海岸もカメラマン以外は殆ど誰もいない状態で静かで心地良い。
背景に内海大橋を入れたところでライトアップする訳ではないので、
長時間露光するか賑やかしに橋の外灯を入れる構図となる。
会場であるクレセントビーチ沖に台船が停泊しているが、
保安距離を取っているお蔭で海岸沿いのどこからでも程よい距離で見ることが出来る。
クレセントビーチの花火は歴史が浅く、
つい数日前に阿伏兎の花火大会があったばかりなのに、
また花火が上がるのかと地元の人は思ったかもしれない。



20時00分、花火が打ち上がる。
運が良ければ西の空に青みが残るかと期待したが、
日没が18時50分なのでタイミングが合わず、おまけに雲が広がり思い通りの光景にはならなかった。
オープニングから大玉が上がり、望遠レンズを付けていたが105mmでは微妙に厳しいので、
急いで標準レンズに付け替えた。
花火の内容に関しては何とも言えないが、
想像していたよりも近く大きな花火が上がった瞬間、
どこからとなく集まってきた花火客からは大きな歓声が上がった。
予想通り内海大橋の灯かりは暗く、よほどの露光をしなければ目立たないが、
撮影はともかく煙は会場へ流れて行ったので観覧場所として、
阿伏兎祭のような混雑も無く良かった。



帰りはスムーズに帰れるものだと思っていたが、
意外と県道が渋滞しており、
無名の花火大会でも多くの人が訪れたのだと、さすがSNSの時代だと改めて思った。



写真館 二千年一夜