瀬戸内マリンビュー〜広島県尾道市

8月土曜日限定で瀬戸内マリンビューが福山駅まで走ることをふと思い出し、
今日は朝から快晴なので撮影しに行ってみた。
瀬戸内マリンビューにはやはり海が似合うと勝手にイメージを膨らまし、
以前は須波付近で撮影したことがあるが、今回はせっかく福山駅まで走るので、
海と一緒に撮れるポイントである糸崎バイパス入り口付近から狙ってみる。
12時頃に現地に到着。
意外と有名な場所かと思ったがカメラマンは誰1人としていない。
そもそも瀬戸内マリンビュー自体さほど珍しく無いのだろうか。
青い空に青い海、遠く尾道大橋や因島大橋を望む最高のロケーション。
強いていうなら電線と国道を走っている車が煩わしい。
現地に着いてまず思ったのが、太陽の位置から鉄道が影になり写真的に面白くない。
タイミングとすれば15時くらいが良いのかもしれないが、
その時間では下りも通過しているので条件は悪い。



せっかく青い海と青い空が揃っているのに絵にならないのなら、
諦めて違う場所を検討した。
海と鉄道が撮れる場所は意外と限られており、
久しぶりに尾道大橋から狙ってみることにした。
急いで移動して12時過ぎに尾道大橋に到着。
潮が引いているので山波の洲が見えて尾道らしい景色が広がっている。
以前来た時はまだ山波の渡船が運航していたが、今はもう廃港したのでちょっと寂しい景色になっている。
運が良ければ百島行きのフェリーが通過するはずだが、
世の中そうタイミング良く行くはずは無い。
三脚は立てらせられないこともないが、通路が狭くトラックが通るたびに揺れるので手持ちに切り替える。
13時16分尾道駅発の瀬戸内マリンビューは観光列車みたいにゆっくり走ることも無く、
想像以上に早く尾道を走り抜けていった。
尾道水道らしさを出すために画角を広げてみたが、
尾道造船のクレーン群の迫力を出すために望遠で狙えば良かったか。
改めて下りを狙えば良いのだろうが、暑さで疲れたのでこれで終了。





吉備さま夏祭り〜岡山県真備町

この日は三次、瀬戸田といった近場で花火大会が行われるが、
規模は小さいもののワイドに上がる花火に興味が有り、
またこのような機会が無ければ行くことも無いだろうと、
今回は岡山県真備町のお祭りを選んだ。
しかしあまりにもネット上の情報が無く、現地に行っての手探り状態で情報収集しなければいけないのだが、
花火の打ち上げが21時からと遅いので早く行ってもすることが無く、
現地に着いたのは19時頃と遅い到着となってしまった。
お祭りはまきび公園で行われているが、駐車場が満車のため会場に入ることが出来ず、
これといった情報を得られずそのまま花火会場へと向かう。
花火はまきび公園から南に1キロほど離れた小田川土手から打ち上がるはずだが、
案内板などは無く駐車場も見当たらない。
本当に花火が上がるのだろうか!?と半信半疑になったが、
土手上に花火が設置されて立ち入り禁止になっていたので一安心。
位置的には、まきび支援学校から200mほど離れて小田川を渡った土手上から上がる。
廻りに高い建物が無いので、会場のまきび公園から見えたとしてもかなり離れているのではないだろうか。





どこから撮るか散策してみたがこれという場所は見つからず苦戦していた。
妙伝寺の前から撮ろうと思ったが、今日は生憎、広角レンズを持ち合わせておらず距離的に近すぎる。
土手上が無難かもしれないが周りに何も無く殺風景過ぎて面白くない。
このお祭りは面白いことに30分おきに単発が3発ほど打ち上がり、
もう花火が上がるのか!?と最初は驚かされた。

空腹を満たすために近くのコンビニで軽く食事を済ませ、
(最近のコンビニはイートインコーナーがあって便利)
再び花火会場に戻ってきたのは20時頃。
吉備真備駅の駐車場で待機していると、お祭り会場であるまきび公園から流れているのか徐々に人が増えてきた。
駅から土手までの間が花火の観覧場所として特に設定されていないが、
通行量も少ないことから特に規制も無く暗黙の了解になっている。
少し距離はあるものの小高いところから街の外灯を入れることで少しはアクセントになるかと、
吉備真備駅のホームから狙うことにした。



21時00分、怒涛のスターマインで花火大会が始まる。
特にアナウンスも無ければ音楽が流れるような演出も無く黙々と花火が打ち上がるが、
それでも単発、スターマイン、小型煙火含む単発、そして最後はワイドプログラムと時間にして15分弱、
800発の割には十分楽しめる内容で、近くで見ればさぞかし迫力があったに違いない。
この花火大会は主催者の要望なのか、花火業者が違っても最後のワイドプログラムは恒例になっているようで、
去年はライズによる打上だったが、今年は多分、森上煙火が担当しており、
森上煙火のワイドはあまり見る機会が無いので新鮮で、これだけでも来る価値のある花火大会である。
終了後は特に混雑することは無く、
駅周辺にある広い駐車場にポツンとテントの灯かりが見えたので、
もしかしたら臨時駐車場か花火本部だったのかもしれない。
何はともあれこれほど情報の無い花火大会も珍しいが、
その分、写真の価値は高いので良い写真に仕上がっていて欲しい。



写真館 二千年一夜