竜王山の紅葉〜広島県三原市

桜の名所は秋に訪れたらどうなんだろう!?と数年前からの疑問で、
きっと葉が綺麗に染まって春とはまた違う美しさがあるに違いないと思い、
それを検証すべく安芸津へ行くつもりだったのだが、
出発が遅かったのと三原バイパスの出口で渋滞にはまり断念。
行ったところで昨夜の雨と今日の強風でほぼ散っていたに違いない。
予定を変更して同じく桜の名所である竜王山へ行ってみることにした。
今年開通した竜王みはらしラインという林道が気になっていたので、
今日はそこから竜王山を目指す。
道は広く所々展望台が設けられており瀬戸内海や色付いた山々が美しい。
15時を回っていたので山に少し影が出来てしまったが、
14時くらいまでに訪れていたら紅葉した山と瀬戸内海が綺麗に撮れていた。
朝の海霧がここから見れるかどうかはわからないが、
朝日は見れそうなのでいつか撮影してみようと思う。





竜王山展望台まで道は綺麗に整備されており、
狭い山道を走ることも無くなったと思うと嬉しい反面、どこか寂しさもある。
駐車場もトイレも綺麗に整備されたことで、
今までどことなく筆掛山に隠れたスポットだったが、
誰もが気軽に訪れることの出来る名所が誕生した。
お目当ての桜は既に落葉していたが、
風も強かったせいか四国山脈や工場地帯がはっきり見えるくらい澄み切っていた。
何度も撮っている場所だが、モミジがまだ残っていたので秋バージョンで撮影。



今日の本当の目的は夕日と一緒に呉線を撮ることなので、
急いで撮影ポイントへと移動。
16時頃に安芸幸崎駅を過ぎた砂浜ポイントに到着。
夕日が沈む位置を予想して道路から狙うか砂浜から狙うか検討した結果、
砂浜と道路の間である堤防から狙ってみる。
好きな人はやっぱり同じことを考えているようで、
夕日目当てにカメラマンが数名見かけた。
あとは場所によっていろんな構図が楽しめるので、
望遠を使って夕日を主役にするか、
少し引いて砂浜や瀬戸内海を入れるか、
どちらにしても背景の高圧線からは逃れそうにない。

日没時刻は17時02分。
安芸幸崎駅を16時52分に出発するのでタイミングは問題無いと思われたが、
結果としては太陽が沈む時間が早く、
電車が通過する1分前くらいに太陽が雲に隠れてしまった。
あと決定的な問題として砂浜や堤防からだと電車に日差しが当たらず暗くて目立たない。
電車に日差しを当てようと思えば道路から角度を付けた方が良い。
沈む角度からして年中撮れる訳でも無いので、
狙いとしては11月上旬から中旬の17時10分前後の日没が良いと予想。
日没時間が合えば1月でも良いかもしれない。
一応撮影はしたがあまり期待出来ないので、
今回の経験が次回に繋がればと思う。



写真館 二千年一夜