三江線〜広島県作木村〜島根県大和村

GW初日は三江線の早朝撮影に挑む。
朝の冷え込みが強い予報だったので期待して3時に家を出発。
しかし外を出た瞬間、寒さは感じられず、上空に星が見えなかった。
あまり気分は乗らないまま三次へと車を走らせ、雲は掃けると期待はしなかったが期待通り雲の広がる暗い空。
それでも若干、薄い雲のようで朝の柔らかい日差しが山肌に差し掛かっていた。
朝の冷え込みを期待していただけに、大きく撮影計画、構図を白紙にして適当に車を走らせ現地調査を兼ねて撮影場所を決める。
前回の復習を兼ねて第二江川橋梁周辺を狙ってみる。
午後の日差しが無理なら朝はどうだろう!?というのが前回の課題。
山肌に朝の日差しが当たって雰囲気は良いが、午後に鉄梁に日差しが当たるということは、午前は当たらないので絵的には難しいかもしれない。
始発である6時台の421Dは、第二江川橋梁の近くにある小さい集落からスタート。
この場所は予定外だが、雰囲気が良かったので急遽撮影してみたくなった。
新緑、ツツジが綺麗で朝の日差しが当たればもっと良かったが、
タイミングが合わずシャッタースピードが出ないのがネックとなり課題を残す結果となった。





撮影後、7時台の422Dがやってくるので、先ほど調査した第二江川橋梁のポイントへ移動。
流れの穏やかな場所で風が無いと山や橋梁が映り込む貴重なポイントで、
どこかの秘境を走る雰囲気がとても良い。
また同じ場所で下流側も撮影出来るので、1便で違う構図が撮れるのも嬉しい。



8時台の423Dを第四江川橋梁上流から狙う。
他の江川橋梁に比べると少し平凡だが、背後の山をどう入れるかによって迫力のある絵になるのでは!?と試行錯誤。
その後、追っかけてカヌー公園で変わり映えしない構図でシャッターを切った。







次の便まで2時間あまり時間があるので、先日オープンした大和の道の駅でパンを買い、少し早い昼食をとって時間潰し。
さすがGWだけあって通常の土日とは違い、朝からお客さんが来て賑わっていた。
11時台の424Dは再び第二江川橋梁を狙う。
しかし朝と違って下流側は完全に鉄梁に日差しが当たっていないので上流側から狙う。
同じ被写体でも位置が変わればまったく違う雰囲気があって面白い絵になった。
今日はこれで撮影は終了。
期待していた朝の冷え込みも澄み切った青空も無く、不完全燃焼で終わったGW初日であった。







写真館 二千年一夜